☆ 今 日 の 幸 せ ☆

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沈黙の春、パート2

2006-09-25 | ・・・シリーズ、
アメリカでの、殺虫剤の空中散布の実例をあげて、それが生態系にどのような影響を与えたか、警告している。

植物の輸入とともに、外来種の虫の卵が、入ってきた場合、天敵がいないので、爆発的にふえることがある。

そのときにとる方法は、二つ。

1、その虫の天敵を探して、それを導入する。
2、殺虫剤で、殺そうとする。

アメリカでも、1の方法をとったところと2の方法を取ったところにわかれたらしい。
将来の結果を考慮して、いったいどちらが、経済的で、効率的なのか、
即効性を求めるのか。 利益をあげる側のいい分をどのように判断するか、

虫歯がいたいからと、とりあえず、正露丸をつめて、あとを、ほったらかしにしておくと、どうなるか、
そんなこととは、比較にできないかもしれないけど、失った歯は、永久に戻ってはこない。

ヘリコプターから、スプレーしている場面。 映像で見た記憶があるけど、空気や水は、ここからここまでと隔離できる代物ではない。


センスオブワンダー&沈黙の春

2006-09-25 | ・・・シリーズ、
両方とも、レイチェルカーソンの本。

センスオブワンダーは彼女の遺作になったようだ。

甥のロジャーと一緒に、自然の中を散歩する彼女の姿が浮かんでくるようである。

最後の方に大きくなったロジャーの今の様子が少しだけ、語られているが、コンピューター関係のビジネスマンになったようで、2児の父親だそうです。

幼い時、レイチェルと一緒に、自然の不思議を探検してまわった。そのことが今の彼に反映されているか、ということに興味があったのだが、その部分は、特に文章には、見当たらない。

さて、まだ、最初の3分の1くらいだが、本の題名はよく知られているのに、意外と実際には、読んだ人が身近にいない「沈黙の春」

私も「化学物質の逆襲」を最初によんだので、それほど抵抗なく読み進めているが、字が小さくて、更に、身近にあるはずだけれども、化学式や名称については、あまり一般的に、気をつけることのなかった物質がたくさんでてくる。ひさしぶりに、少し集中力を要求される。 ただ、どれも身近な問題なので、読むほどに怖くなってくる。

添加物、農薬、殺虫剤、市販されている家庭菜園用の豆がどのような形で殺菌されて袋にいれられているか(今年大豊作の収穫だった、インゲンも処理されてたなーーー)、芽がでても、虫にも食べられないということが何を意味するのか、空中散布された農薬が地面にしみ込んで、地下水に入り、それがとんでもないところに運ばれていく。 

この本がDDTの使用廃止のきっかけになったようだが、、、そういえば「複合汚染」という本がありましたね。
クスリの服用と、添加物の相互作用。 まだまだ、わからないことだらけ。

資本主義だから、成長を続けるためには、しかたない、などと、いってられない。いずれ、ローマクラブがいってるように「成長の限界」はあるわけだし、行き着く先はモラヴィアの「倦怠」。

技術の進歩と、幸福は、正比例しない。  と、思う。

蛇足ながら、詩吟の練習をしながら、なるほど、と、得心する昔の人の思いが、多々あります。