☆ 今 日 の 幸 せ ☆

♪~生きていることに感謝、あなたに出会えたことに感謝、そして・・・明日が見えないことに感謝~♪

沈黙の春、読了

2006-09-27 | ・・・シリーズ、
メモ的に気になった単語を抜粋:
殺虫剤→染色体異常→癌の可能性
小児がんの増加

ベンゼン→白血病
化学物質同士の予期せぬ反応
鳥や魚の大量死

現代の化学物質の大部分は我々に不可欠なものとはいえない。

自然の防御力を弱める化学物質
昆虫を殺そうとまいた殺虫剤には、一時的な効果はあっても、すぐに耐性ができ、目的以外の鳥や魚に致命的な影響を与えることが多い。これが、連鎖的に人間にも影響するのは必然。

アメリカでの、たくさんの殺虫剤の散布による、被害の実例をあげながら、理論的な説明をしようとする箇所がいくつもでてくる。 できるだけ少ない使用量にとどめるのはもちろん、こわいのは、一つの薬にたいする、許容量が、複合的に重なったときにどうなるかである。

アレルギー反応の強い人や、化学物質過敏症の人だけの問題ではない。いまや、遺伝子レベルで、細胞を操作しようとしている時代。 生殖能力や、自然界のバランスは、簡単に人間がなんとかできる種類のものではないほど、複雑な要素が絡み合ってる。30年前にこの本が書かれたというが、今の時代にも、充分あてはまりそうな内容でした。