いつも、工事をしていると、疑問に思うことがあります。
間違っていたら、教えてください。
車には常に内線規定を積むようにしています。 (泉電気さんをの講習を受けてから。)
仕事仲間と、防護管でVPとかVU管使っているのあるけど、
あれっていいの? が始まりでした。 検索するとみんな考えるみたいですね。
色々、検索したり、内線規定を読んでいくと色々な事がわかります。
VE管があれば、あえてVPなどを使用する必要はないのですが、
三菱電機の浴室暖房機で内径25mmの樹脂管とう記述があり、
VE巻では内径25mmの製品は存在しません。
そこで、三菱電機に確認するとVP、VU管、でも良いという事。
ん?
可とう電線管でもOKみたいです。
どういうこっちゃ?
楽しくなってきて、色々調べてみました。
そうすると、弊社リンク先の阿部さんのサイトが出てきました。
2004年・・・・・ 8年くらい前に、色々調べられたようですね。 流石阿部さんです。
阿部さんはCD巻は露出配線をしていいのか?と思われたみたいですね。
内線規定3115-1に樹脂管の記述があります。
まず、
電線管として、使用するには電気用品安全法に適合するものでないといけません。
但し、付属品のうち、金属製のボックス及び粉じん、防爆型フレクシブルスイッチングにあっては
この限りではない)
そうなると、VPとVUは電線管としては使用できないことがわかります。
ただ防護管として、使用するには。
内線規定 3105-7に書いてあります。 解釈175
合成樹脂管であれば良いようです。
ということは、 阿部さんの研究室にも書いてありますが、CD管、VU,VP管を
防護管として使う事はできるようです。
という事は、ケーブルであればCDであろうがVU、VPであろうが配管できるという
事になります。 電線管としてではなく、防護管という扱いになります。
(する必要は別として。)
もちろん電線管として、使用する場合は、電気用品安全法に適合するものとなります。
IVなどをシースのない電線を使用する場合、
必ず電線管を使用しなければいけないという事になります。
私は、VP管などは持っていないので使う事は今のところはありませんが、
面白いですね。。。。
合成樹脂管は JIS C 8411によって造られています。
PF管には、自己消化性が求められます。(PFS,PFD)
CD管には、自己消化性がありません。
合成樹脂可とう電線管工業会・・・・・こんな協会もあるんですね・・・
管の曲げは通常管内径の6倍なのですが、呼び22以下はこの限りではないそうです。
これは知りませんでした。 内規3110-8
そうか! VE管などのエルボ(出隅)これVE14用なんてこれで大丈夫なのかな?
なんて思っていましたが、(市販されているんだから大丈夫だと思っていましたが。)
ここに明記されているんですね。
疑問に思って調べてもわからないとメーカーとかにすぐメールか電話をしてしまいます。
でも、わからないままは嫌なので、これからも色々調べていきます。
さて、その内線規定ですが、今売り切れが続出しています。。。
そうです、聞いてみれば来春に新刊がでるそうです。
追記 2011.11.20
VPとVUは水道管です。
VU菅は排水菅
VPは給水菅です。
肉厚が違います。
VE菅は電線菅になります。
全て塩ビ(塩化ビニル)です。