聖夜にきんぴら

　　　クリスマスイブですね。ウチは、スポンジ買ってきて、生クリーム泡立てて
　　缶詰めの桃はさんで、イチゴを飾るというお手軽ケーキです。そんなケーキで
　　も、家族は喜ぶので、毎年作っています。
　　
　　　フツーの夕ご飯のあと、仰々しくケーキを運びますが。クリームに白砂糖では
　　なく、きび砂糖を使っているので、微妙にベージュだし、むらむらになっている
　　し…。それでも、三人向き合って、恥ずかしいようなもぞもぞした気持ちで、じ
　　ゃあメリークリスマス、へへへ…。なんて言いながら結構おいしく食べるのです。

　　　こどもの枕元に怪獣フイギュアをこっそり置いたのは、遠い遠い昔。
　　
　　わたしがこどもの頃、もらったプレゼントで一番覚えているのは、陶器でできた
　　白鳥ではなく、黒鳥のペン立てです。仕事でいそがしい母が用意していないので
　　おばあちゃんが買って、枕元に置いてくれました。
　　なんで黒いのにしたのかな、と思いましたが、嬉しかったです。

　　　田舎ながら、イブはアイスクリームケーキ、２５日はヤマザキのバタークリーム
　　ケーキを食べました。特別な二日間だったのですね。

　　　今日の夕ご飯、ごぼうと人参のきんぴらと、金時草とわかめの酢の物と、サバ
　　の粕漬けを焼いたの、それに湯豆腐です。ザ・日本の食事。
　　
　　　これから、生クリーム泡立てて、ケーキを作りましょう。



出来上がりはやっぱり、いまひとつ。ケーキはクリームを手でたてたので、大変
　　でした。静かで、地味なウチのイブ。まあ、こんなもんかな。