なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

古本市に参加したけれど やっぱり…

2017-11-28 14:18:46 | 日記
今年で三回目の伊勢河崎の古本市になんと家族で参加しました。三回の皆勤はウチだけなんだそうです。売り上げが1880円で、参加費が500円だから、1580円の利益です。もうここでは、お金を求めてはいけません。このイベントの空気を楽しむことが大事なのです。本を通じて見知らぬ人と会話をしたり、本好きの出店者さんと共通の話題で盛り上がったりする、それこそが醍醐味。ところがところが、人見知り一家のウチは、何度やっても、それがまったくできません。毎回、夫と「これじゃあダメだね」と反省会をするのですが、また忘れて、ぼんやりムッツリ店主として登場するのです。

 いろいろお店が出ています

    それでは、わたしたちはなぜ古本市に出店するのか?ぼんやりムッツリはしていますが、その雰囲気が嫌いではないのだな。品物を並べたりするのも、こどものころのお店屋さんごっこを思い出して、ちょっと楽しい。それから、主催者のぽらんさんのお人柄もあります。出店のお誘いを受けると無性に嬉しいわけですね。

    人見知りですが、いくつかの出会いはありました。「日本の美術」シリーズの古いものを並べたのですが、ふらっと入ってきて「能面」の特集を手にとったおばあちゃんが、話しかけてくれました。「ウチの人はこんなんつけて舞っとったよ。」(伊勢弁はこれでいいんだろうか)。みそとか醤油とかを河崎で作っていたということもお聞きして、ちょうど古本市の会場が「河崎商人の館」の蔵の中だったので、なんだかタイムスリップしたような感覚がありました。出店準備中でバタバタしていたので、ゆっくりお話しを聞くことができなくて残念でした。いつの間にかいなくなって、あのおばあちゃんは蔵の座敷童だったんじゃないかしら…(えーっ!)。

会場は蔵の中 暗くてぼやけた

    この「日本の美術」シリーズは稼ぎ頭でした。息子が店番をしていたときに、若いご夫婦が5冊
買って行ったとのこと。若いのに古い工芸品などに興味があるなんて、どんな人だったんだろう。隣でちらっと「伊勢型紙やっています」と言っていた男性がいたから、その人だったのかな。ちょっとお話したかったな。



    もし、また古本市に出店する機会があったら、今度はこだわり選書で揃えたいと思います。もう売れなくていいです。宮沢賢治専門とかどうでしょうね。夫もわたしも、それならすこししゃべることができるから。

    場所の関係と恥ずかしいのとで、縦に大きな息子と横に大きなわたしと、まあフツーの夫の三人が並んで店番するわけにはいかず、一人で河崎の町をちょっとだけ歩く時間がありました。古本屋「ぽらん」さんの前まで行ってみました。喫茶店の駐車場で、会いたかった方に会いました。それは、うっしー店長。河崎の名物猫ちゃんです。

 ホルスタイン柄だからうっしー店長?

 まだ警戒中


    声をかけると最初は警戒していましたが、人差し指を出してごあいさつしたら(においを嗅いでもらった)、「にゃー」といって近づいてきてくれました。寒かったせいで人恋しかったのかな、すり寄ってきてくれて、嬉しいやらドキドキするやら。耳のうしろをかいてあげることもできて、シアワセな時間を過ごしました。

 やってきたやってきた

 かなり近づいて ナデナデ

 お名残り惜しいけど バイバイ

    この日は「だいどこ市」も開催されていて、ふるまい味噌汁をいただき、こんにゃくの田楽を食べたり、揚げパンを食べたり、揚げかまぼこを食べたり。いつもならしないこともして、あら、意外と非日常を楽しんでいたみたい。よかったよかった。
    

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