雨ばかりのお盆休みでしたね

（14日）朝、本家のおばちゃんから電話がありました。いつも本家のおばちゃんからの電話は正座してお話しします。いつもご迷惑をおかけしているので、恐縮してしまうのです。今日の電話は、お墓参りに行って、ウチのお墓にも花をお供えしようと思ったら、すでに立派な花とお赤飯がお供えしてあったというお話。ここ数年、お盆もお彼岸もそのようにお参りしてくださった跡があるので、誰だろう？と思っていたところ、今朝はその方と偶然会ってお話ししたということでした。


それは東京に住んでいる叔母（母の妹）と職場がいっしょで、定年後、岩手に戻ってきて、わたしの母の生存中は実家にも訪ねてこられていた方でした。叔母は、５０年以上前、当時は花形の職業であったはとバスのガイドさんをしていました。余談ですが、大映（だったかな）の女優さんにスカウトされたこともある美人さんです。お花を供えてくださっているのは、当時はとバスにハイヤー部門があって、そのドライバーをされていた方でした。
その方には、母の法事のときにわたしも何度かお会いしたことがあります。本家のおばちゃんが「なかなかできないことだよ。Yちゃん（叔母）からお礼を言った方がいいよ。」と言うので、その旨を叔母に伝えることにしました。


お盆って、こういう思いがけない繋がりを確認する機会でもあるんだな。電話をもらわなければ、その方がしてくださっていることも知らずにいました。本家の皆さんは、わたしと妹が何かお送りしても「何もしていないのだから、気をつかわなくていいのだよ。」と言ってくれますが、やっぱり何もしていないわけはないのです。実際、お墓のお掃除やお参り、それから、わたしたちの代わりに、その方にお礼を言ってくれました。


大阪のオトーサンオカーサンの故郷である指宿から新米が届いて、何をお返しに送ったらいいのかこの三日間ぐらい悩んでいますが、こうやって連絡を取り合っていることが大事なことなのでしょう。お盆に入る前、岩手の本家、大本家、大阪のオカーサンに荷物を送るのにバタバタしてすごく疲れました。あまり考えすぎずにスマートにキモチをあらわせる大人になりたいなぁ。

（15日）雨雨雨のお盆でした。朝の散歩も傘を持って、30分だけという日が多くなりました。
昨日の朝、散歩から帰ると、家の玄関前でイソヒヨドリの美しい鳴き声が聞こえてきました。電柱のてっぺんで鳴いています。すると、ご近所の雨どいを住処にしているスズメ一族が、イソヒヨドリのまわりに集まってきました。縄張り意識かもしれませんが、わたしには「きれいな歌声だね」と、聴きにきているように見えました。心なしかイソヒヨドリの真似をして、ちょっと甲高い声で鳴いてみたりしているみたい。

こぼれ種で朝顔咲いた。きっとこれから咲くのも全部水色。


雨宿りしている小さな小さなシジミチョウ。ほんとにシジミチョウかしらとしばらくみつめていると、すこしだけ翅を広げてくれました。


白い縁どりのある小さなかわいいリボンみたい。ヤマトシジミチョウですね。

楽しみが本当に狭いエリアでのことに限られているけれど、それでもそれがあってありがたい。ハッティ（鳩）がウチのウラジロガシで雨の中ずっと動かず巣を守っていてけなげです。これ以上大雨の被害がでませんように、いつかの朝5時の夜明けの風景を載せておきましょう。
散歩は晴れていたほうがきもちがいい！