2025年4月から普通免許は、教習所で実質的にAT限定免許しか取れなくなります。
教習所の法改正で、普通免許はAT車で教習を行いAT車で卒業検定を受けます。
卒業検定後にМT免許が欲しければ、3ヶ月以内に追加で4時間のМT車での教習を受けて、教習所内で限定解除試験を受けます。
限定解除試験は、AT車の終了検定に方向転換が追加された程度の試験ですので、AT限定の卒業検定に合格していれば運転操作は問題ないでしょう。
問題なのは、限定解除試験の坂道発進、方向転換、S字コース、クランクでクラッチ操作が問題なくできるかどうかです。
まぁ、MT免許が欲しくて追加の教習を受ける人は、クラッチ操作ってなに?って人はいないだろうし、ほとんどの人は合格するでしょう。
ただ、現在市販されている乗用車でMTの設定がある車種がどれぐらいあるんでしょうか?
軽自動車最安のダイハツミライースB “SA Ⅲ”(992,200円)だって、AT車しかありません。
軽トラならダイハツ ハイゼット(968,000円)でMT車があるぐらいです。
軽トラはMT車よりAT車が7万円程度高くなるぐらいですので、あえてMT車を選ぶ人は少ないでしょう。
と思ったら、なんと、軽トラは4割近くがMT車なんですって。
未舗装路などを走ることが多いので、MT車の方が走破性がいいということでMT車が選ばれているそうです。
ただ、乗用車に限って言うと、新車の99%がAT車だそうです。
スズキ ジムニー、トヨタ ヤリス、マツダ ロードスター、トヨタ GR86、スバル BRZ、日産 フェアレディZのように悪路を走るジムニー、レースで使用される車両達はMT車の設定が残っています。
教習所の法改正前の現在でも、普通免許を取得される100万人のうち、AT限定免許の割合は80万人ほどなので、4月1日に法改正が行われても、大きな支障はないでしょう。
MT免許が欲しいと思っていた方は、今まではAT車は300,000円、MT車は320,000円だったのに、4月1日からはAT車が310,000円必要になり、AT限定解除も60,000円ほど追加にいるようになります。
370,000円出してまで、乗るかどうかわからないMT免許を取るか?ってことになってしまいますね。
私も最後にMT車に乗ったのは、約20年前のけん引2種試験の時ぐらいです。
おそらく、この先MT車に乗ることはないでしょう。
って考えたら、AT限定で十分ってことになりますね。
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