朝には、夕方は片山さんのお天気まで見るものがないと書いたが、「報道特集」のこの方がいたね。
きょうは、大学の入学共通テスト(昔の一次試験と思っているが、これだけで合否を決める大学もあるそう)の一日目だったそうだ。オレは共通一次試験世代だが、試験の名前とともに内容も変わったよね。社会人になってからも、国語、英語、日本史は翌日の新聞で見て回答していたが、今の試験は、クイズだね。問題文をよく読めば、答えがわかるようになっているので、2、3年前から解くのを止めた。
これでいいのかね? フツーの大学は二次試験でまともな問題出してるのかな? おバカ大学は定員割れで、全入でしょ。有名だった大学の募集停止も相次いでいると記憶している・大学無償化とかも言われているよね。それでいて、世界における日本の大学のランクが下がっているという報道も聞く。
政治家はじめ、海外大学院卒とか、学歴ロンダリングも当然となっている。中国や韓国までとは言わないが、お勉強と試験はきちんとして欲しい。
日本はどんどん、バカになっていると思う。
何度も言うが、土曜のテレビはつまらない。唯一おもしろいのは、朝の番組だ。テレ朝の「週刊ニュースリーダー」と「旅サラダ」を見終えたら、今週は片山美紀さんの当番のはずだから昼前と7時前の国営天気予報を見るくらいだ。
ニュースリーダーの中の「城島リサーチ 気になるあの人」がまず、いい。城島茂さんが、その道のプロや新進気鋭の人たちの職場を訪れ、インタビューと体験をするというコーナーだ。
きょうは、木の枝を手のこぎりで切って、その断面に彫り物をするという78歳の女性を訪ねた。
手彫りだから、世界に1本だけ。ハンコ文化はなくなるとも言われているが、それでも「100歳までは作り続ける」というプロ意識の塊だ。
城島さんも挑戦するが、その固さに驚いていた。
最後は、自分の顔を彫ってもらい、感服。
そして続く番組「旅サラダ」。神田正輝さんが出なくなって久しいが、勝又のセリフが多くなって不快なことを除けば、丁寧に作られている番組と思う。冒頭の「なかまる印」はいいね。中丸雄一さんが全国を、食を中心に飛び回る。きょうは青森県のふかうら雪人参。雪の中から掘り出して、地元のお母ちゃんに料理してもらうまでをやっていた。何がいいかと言うと、素っぽさが出てるんだよね。無理に驚いたり、感動したりする振りはしない。前任者からコーナーを代わってもう1年になるかもしれないが、これからも楽しませてほしい。
確か、昔、札幌の居酒屋で「ザンギ」なる食べ物を教わった。オレから見れば、鶏のから揚げだったが、北海道の人は「ここが発祥で、から揚げとは味が違う」と自負する。
きのうの「ニュースエブリ」のグルメ特集は、地方アナ編。北海道はなかったが、各地ご自慢のから揚げをレポートしていた。まずは、愛媛県から南海放送の青木美奈実アナがレポ。こちらでは「せんざんき」と言うらしい。千切りのように小さく切るからという説もあるという。
ともあれ、味のほうは、青木アナのコメントに実感がこもっていた。
続いては、長野。テレビ信州の鈴木恵理香アナ。こちらでは、「山賊焼」と呼ぶらしい。大きいね。
鈴木アナのほおばりに、言葉に表せないほどの味わいを感じた。
グルメ定型句を羅列するキー局の食レポよりもおいしさを感じた。