2時間ドラマ「おかしな刑事」、いったい何年に渡って、何回放送されてきたのか、あえて調べてないが、再放送含めて、何度楽しませてもらったか、数えきれない。そのシリーズも最終回を迎えた。年明け早々だったが、個人的事情で入院していたため見られず、きょう、録画を見た。
主役は、伊東四朗さん(鴨志田警部補)と羽田美智子さん(岡崎真実警察庁警視)親子。
ずっと、変わらない。最初のころは「鴨さんダンス」なる現場での事件再現一人芝居や、出張捜査もウリだったが、最終回はなかった。伊東さんはそうは見えないけど86歳だって。今回は定年前の有給休暇消化中に起きたものということで、アームチェア探偵的なイメージがした。
訳あって、名字は違うし、階級も一線署の警部補とエリート警視ではかけ離れてるが、なんだかんだで一緒に捜査してきた。それを鴨さんの所属する東王子署の仲間は不思議な顔で見ていたが、実は薄々気付いていた。この日は、ふとした親子の会話から、それを確信した。ベテラン係長(飯田基祐)は「親子と知らないフリをするのがたいへんでしたよ」と苦笑いした。
ストーリー自体は正直、平凡でつまらなかったが、感慨深いものがあった。
ありがとう、「おかしな刑事」。「密会の宿」「赤い霊柩車」「終着駅」「事件記者冴子」とか最終回が続くっていうことが、寂しいね。