最近、オレが気になっているアパートがある。
都心の真ん中と言っても過言ではない地域だ。見るからに、ほかの部屋は空室。外壁には亀裂も入っている。1部屋だけヒトが住んでいるようだが、ついつい目が行ってしまうのだが、窓の内側に吊るしてあるのは、いつも同じに見えるタオル。そして、窓の外枠においてある何やら。
中はゴミ屋敷何じゃないかな? 余計なお世話だけど。こんな土地柄のアパートにどんなヒトが住んでいるんだろう。写真をよく見てもらうと気付くだろうが、住民のいる2階の玄関はこの寒い時期なのに開けっ放し。探偵っ気のあるオレは回り込んで下から見上げてみたが、どうも昭和時代の玄関共有形式のようで、げた箱に男モノの靴が一足あった、廊下沿いに部屋があるタイプみたい。ドアはひもで固定されていた。隣には13階建ての築の浅いマンションが建っている。
どういう事情で、どういうヒトが住んでいるのかわからないが、 都会のナゾは深いコトを再認識した。