お店屋さんのおばさん・・・いやおねえさんに
「この辺り、日没は何時くらいですか?」
つる姫は東尋坊のある三国町の海岸から
美しい夕陽を見たかったのです。
けれど、ここで生活しているおねえさんは、
ことさらに日没の時間など意識した事がないのでしょう。
申し訳ないと思い、つる姫は
この海岸沿いの「荒磯遊歩道」を歩いて
えちぜん鉄道の三国港駅までどのくらいかかるか、質問を変えました。
来る時は、えちぜん鉄道「芦原湯町駅」でおりてバスに乗り換えたのですが
三国港駅まで歩けば、そのまま直接福井まで帰れるはずです。
一時間くらいと教えてもらい、それなら遊歩道を歩こうと思いました。
このつる姫にとって一時間歩くのは朝飯まえです。
この時は昼飯あとでしたけど。
「今日は珍しくいい天気だから、気持ちいいですよきっと」
どうやら、この日までは天気が悪い日が続いていたらしいです。
つる姫は海岸沿いに歩き始めました。
あの奈良の吉野山のたぬきがトラウマになっているけれど
海岸沿いの遊歩道です。
遭難する事はたぶんありません。
自殺の名所?と聞いた事があるけど
とても、そんなイメージではありません。
途中で遊歩道をランニングする人に挨拶されたり
素敵な散歩を楽しみました。
ヒー○テッ○を二枚重ねているつる姫の
首筋は、汗までかき始めて
北陸は東京より暑いぜ!みたいな。
そのうちに、夕陽を見るにはどうも雲が多くなってきました。
一時間もしないうちに、三国港駅の近くまで歩いたつる姫。
何だ、近いじゃん。
陽はまだ高いです。
一台の可愛いトラックが、海の向こうにあこがれて
遠い夢をみています。
いつか行けるよ!見知らぬ国へ。
これは何なんだ?
目のない魚が転がっています。
三国港の駅に着きました。
日没まで時間をつぶせる気がしなくて、次に来る電車に乗り
福井まで戻って、今日の宿泊場所の金沢まで戻る事にしました。
ここで、鎌倉から来たと言うご夫婦の奥さんと話しました。
「思い切り厚着してきたのに、あったかいわね~」
「そうですよね。寒いの期待してたのに」
「でもまあ、ラッキーと言えばラッキーなのかもしれないですね」
などと、話して電車に乗り、一路金沢へ。
ネットで予約したビジネスホテルは
つる姫の勘違いで、駅のすぐそばじゃなくバスで10分ほどのところでした。
ホテルに電話して確認したのですが
フロントの男性の説明が悪く、危うくバス停を通り過ぎる所でしたが
直感のつる姫、運転手さんに聞いたまさにその場所が下りるバス停でした。
しかも、その運転手さん
振り向いたら松平健さんそっくりで、声まで似ていました。
馬じゃなくて、バスに乗ったまつけんだ~。
ホテルの部屋に入りますと
セミダブルのお部屋、浴衣もふた~つ♪
でも天に誓って、つる姫は独りで眠りにつきました~~????
繁華街の夜の街には、
客引きのお兄さんやおねえさんが沢山いて怖かったので
コンビニでなんか買って食べて
早い時間に眠りにつきました。
翌日の予定は寝ながら考えればいいや~~zzz
しかし、このホテル夜中に廊下で大声で話す人がいたり
どんどん歩く音やドアの音がうるさくて
夜中に目が覚めて熟睡できませんした 怒怒怒~~~
つづく
寒いですが、素敵な一日になりますように
感謝を込めて つる姫