ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

【小説】天空の蜂 …久しぶりの書籍レビュー

2006-12-02 19:36:05 | 本(小説)
先日、散財報告で中古のオモチャ(ミリタリーフィギュア)を買ったと報告させて頂きましたが、今日も買ってきました
先日の、ホビーボックスさん「がらくた市」が、生憎の雨だったので、今日開催されてた「ミニがらくた市」での出来事(今日もチョイ雨だったんですけどね)。
実は数日前に、お店の方から「次も出品するらしいよ」というインサイダー情報があってのこと。
で、出品者の方まで紹介されちゃいました
詳しくは月末に報告します。

あとは、プリズンブレイク観てただけの一日かな…今日は。

もち、メビウスも観ましたけどね


さて、

「天空の蜂」
(東野圭吾著、1995年作品、講談社文庫)

久しぶりの書籍レビューです。
しかもライトノベル(?)でもコミックでもありません
数日前まで読んでました。主に入浴中に。



この本のあらすじ
自衛隊に納入されるはずだった最新鋭の超大型ヘリコプターが、領収飛行の際何者かに奪取される。
「天空の蜂」を名乗る犯人は、ヘリを原子力発電所「新陽」の上空に移動させ、「高速増殖炉にヘリを墜落させられたくなければ、日本中の原子力発電所を破壊すること…」と、国家に対して脅迫。さらにヘリには誤って開発者の幼い子どもが乗りこんでいた。



ピロEK的感想
東野圭吾の作品をきちんと読むのは、「いつか僕が死んだ家」以来の2冊目。
そちら(いつか僕が死んだ家)も面白かったですが、この本も楽しめました。

600ページもある小説なのですが、判りやすい文章や描写で、かなりスラスラ読めます。
私はお風呂で読んでいたので、数日かけましたが、一気に読むことも難しくないんじゃないかなぁ。

文章力の巧みさからか、まるで映画を観ているように情景が浮かびます。

高速増殖炉の上で無表情にホバリングを続ける無人ヘリ。

犯人を追う、ベテランと若手の刑事さん。

アクロバット的な救出劇を行う自衛官。

犯人の回想

原子力発電所の安全を信じながらも葛藤する職員たち。

等々、

まぁ、私の脳が貧困なせいで
映画を観ているように…なんて言ってしまいましたが、2時間ドラマの絵しか浮かばなかったんですけどね
邦画も結構お金かけた作品がチョイチョイ出てきていますから、この作品の映画化も夢ではない気がします。
でも、肝心のヘリコプターがヘボCGなんてことはないように願いたいものです。


最初にも書いたように、東野圭吾作品を読んだのはこれで2冊目なので、こういうことを評せる立場ではないのですが、(私が読んだ今のところ)東野作品には、暗い影のある主人公が登場する作品が目立ちます。

基本は、親か子供の一親等と死別している感じ

小説は読んでおりませんが、「白夜光」なんて親を殺していますしね
今、読み始めた「私が彼を殺した」も親と死別して、離れ離れになった兄弟が登場(彼らが主人公かどうかは今のところ?)

この「天空の蜂」は、主人公がハッキリしないのですが、私は犯人の一人が主人公だと思っています。
この一人も息子と死別してて、それが犯行のキッカケのひとつに…


途中、映画化の可能性の話をしましたが、
この犯人が織田裕二だったら、何となくイヤだなぁと思う私でした。
江口洋介でも、なんとなく合わないし…
仲村トオルだと役不足
真田広之だと年齢が行き過ぎてる感じ

犯人は二人いて、もう一人も多分映画だとカッコイイ役回りになると思われるの(?)ですが、こちらが上記メンバーでもイヤかなぁ。

老練な刑事さんが大杉連でもイヤです。

…日本映画って意外と役者層が薄い気がしてきました

話を戻しますと、この「天空の蜂」
真保裕一の「ホワイトアウト」と吉川英治文学新人賞を争った作品とのこと。
あちら(ホワイトアウト)は映画しか観ていませんが、
私はこちらのお話のほうが好きです

ということで、参考になったかどうかは怪しいですが、オススメ作品です



たまには、こうやって映画以外の記事も書いていこうと思っていますが、
映画って観やすいからネタが飽和気味。
まぁ全体的にボチボチやっていきますね




では、また後日


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4 コメント

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TBありがとうございました (can)
2007-03-12 01:47:32
スケールの大きさとか、ドラマティックな展開とかアクションとか・・・・
確かに映画にしたら面白そうですね~

でも、自衛隊とかが絡んでくるから難しいかなぁ・・・
返信する
★★コメントありがとうございます★★ (ピロEK(canさんへ))
2007-03-18 00:41:16
★canさんへ★

コメントありがとうございます

>確かに映画にしたら面白そうですね~

シナリオとしてはかなり良い感じの題材だと思うのですが、
ナニブンにも日本映画だからスケールが大きい場合の出来は心配です。特撮がへぼかったりするとテンション下がりますしねぇ。

>でも、自衛隊とかが絡んでくるから難しいかなぁ・・・

自衛隊も時々は全面協力とかしますけど、この作品の場合はテーマに重さがあるので簡単には協力しないかもですねぇ

では、また来てくださいね。今後ともよろしくお願いいたします。
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mahirose cafe (mahirose)
2008-12-20 22:19:24
映画の配役、私も時々考えてしまいます^^
この作品を映画にしようとすると、かなりの大作になってしまいますね。
今は白夜光を読み始めました^^
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★★コメントありがとうございます~その2~★★ (ピロEK(mahiroseさんへ))
2008-12-30 22:47:36
★mahiroseさんへ★

いつもコメントありがとうございます

>この作品を映画にしようとすると、かなりの大作になってしまいますね。

この小説は映画向きの題材ではありますが、日本映画向きかといえば微妙ですね。
予算、配役、映像化時のセンス…どれをとっても上手くいきそうに無いナァと思ったりして

>今は白夜光を読み始めました^^

白夜行はドラマは観ていたのですが、原作はまだ未読。
うちにはあるんですけどねぇ…そのうち読んでみます。

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。
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