ゴールデンウィーク後半も二日目。今日はちょいと曇っていますねぇ
今日、ETCカードが届きましたが、渋滞が怖くて高速使ってどこかに行こうって気はしませんね(ニュースでは見ていないけど、高速入口には九州道30キロ渋滞…とか書いてたしね)。
お向かいさんの家庭では東京ディズニーランドまで高速道路使って行くとのことで、昨日の早朝(っていうか深夜ね)にキャンピングカーを駆って出発したみたいです…北九州⇔千葉ってどのくらい距離あるんですかねぇ…私だったら絶対飛行機ですね。新幹線でもちょびっと嫌かも
私のお休みの過ごし方ですが、
昨日は私の実家でバーベキューしました。
私はバーベキューでお酒を飲むと必ず気持ち悪くなるので、昨晩は辛かったです
さて、本日は小説の読書記録です。
小説がネタの一番溜まってる分野です。このままでは読んだ内容を忘れていきそうで困っております
「陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)」
(京極夏彦著、講談社、2003年8月8日初版発行)
この本を読んだのは昨年(2008年)12月ごろ。
例によって風呂で…このシリーズは概ね1ヵ月1冊のペースでお風呂で読んでおります。
この「陰摩羅鬼の瑕」を12月に、
1月頃には「百器徒然袋――雨」を、2月頃には「百鬼夜行――陰」を読み終えております。
3月はチョイと休んで、現在は「邪魅の雫」を読んでいる途中ですね。
本編中の時間軸でも、発行順でも、読んだ順番が違うみたいですが特にどれがどの順番でも結果問題は無さそうなので幸いでした。
で、この「陰摩羅鬼の瑕」ですが、本編の前作である「塗仏の宴 宴の始末」とは発行が5年も空いているんですねコレ。この期間、京極夏彦はスランプだったのでしょうか
2、3作目あたりはかなり面白い本だったのに、4作目で少しテンションダウン、5作目、6作目は登場人物話多いし、事件も複雑で…面白いんだけど、結構分かりづらい…あのままの展開に何か思う事があったのかも知れないですね…本当のところは分んないけど
そんな考えがあったのかどうなのか、
単純に執筆時期が離れたからなのか、
「陰摩羅鬼の瑕」はちょびっと今までとは雰囲気が違う作品に思えました。
悪く言えば単純、良く言えば分かりやすいお話になっています。
これぐらい分かりやすいのは1作目「姑獲鳥の夏」以来かな
舞台はほとんどが、とある一軒家の中のみ。
主な登場人物も限定された数名のみ。京極堂一味の方が人数が多いぐらいです
やっぱり「塗仏の宴」で広げ過ぎた大風呂敷を反省したんですかねぇ
平面上で平面上に大風呂敷を広げなかった分、時間軸で広げているともいえるのですが、その部分で混乱させられることも無く…
結局は一番怪しい人物が犯人だというお話でもあります
言ってしまえば、ごく古いタイプの探偵小説のようなお話。
多分“あえて”そんな風に組み立てているんじゃないですかねぇ京極夏彦としては…。
ごく古いタイプの探偵小説と書きましたが、要は“横溝正史”風味。
この作品が横溝正史のオマージュ的要素を含むであろうと思う理由(証拠?)なのですが…横溝正史自身が登場人物として出てきたりします
(※最後のページには「この作品は、作者の虚構に基づく完全なフィクションであり、登場する団体、職名、氏名その他において、万一符合するものがあっても、創作上の偶然であることをお断りしておきます。」ってあるから、まぁこの人物名は単なる偶然なんだけどね)
横溝正史の登場で…
「こんな単純な話なのはオマージュだからですよ」
という京極夏彦の声(言い訳)を聞いたような気がしたのは私だけでしょうか
そのことの是非はさておき、
読んだ私の評価は…少し退屈でしたかね
もっと複雑に、
もっと蘊蓄を、
その上でちゃんとビックリするぐらい面白くオトして下さい
そんな希望と過大な期待を込めて次のお話に挑むピロEKでした。
…あと剥製だらけのお屋敷は想像すると怖いです
(当ブログ内の関連記事)
2007年06月06日 【小説】姑獲鳥の夏
2007年07月21日 【小説】魍魎の匣
2007年10月15日 【小説】狂骨の夢
2008年01月09日 【小説】鉄鼠の檻
2008年06月02日 【小説】絡新婦の理
2009年02月02日 【小説】塗仏の宴 宴の支度
2009年02月21日 【小説】塗仏の宴 塗仏の宴 宴の始末
では、今日はこんなところで
今日、ETCカードが届きましたが、渋滞が怖くて高速使ってどこかに行こうって気はしませんね(ニュースでは見ていないけど、高速入口には九州道30キロ渋滞…とか書いてたしね)。
お向かいさんの家庭では東京ディズニーランドまで高速道路使って行くとのことで、昨日の早朝(っていうか深夜ね)にキャンピングカーを駆って出発したみたいです…北九州⇔千葉ってどのくらい距離あるんですかねぇ…私だったら絶対飛行機ですね。新幹線でもちょびっと嫌かも
私のお休みの過ごし方ですが、
昨日は私の実家でバーベキューしました。
私はバーベキューでお酒を飲むと必ず気持ち悪くなるので、昨晩は辛かったです
さて、本日は小説の読書記録です。
小説がネタの一番溜まってる分野です。このままでは読んだ内容を忘れていきそうで困っております
「陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)」
(京極夏彦著、講談社、2003年8月8日初版発行)
この本を読んだのは昨年(2008年)12月ごろ。
例によって風呂で…このシリーズは概ね1ヵ月1冊のペースでお風呂で読んでおります。
この「陰摩羅鬼の瑕」を12月に、
1月頃には「百器徒然袋――雨」を、2月頃には「百鬼夜行――陰」を読み終えております。
3月はチョイと休んで、現在は「邪魅の雫」を読んでいる途中ですね。
本編中の時間軸でも、発行順でも、読んだ順番が違うみたいですが特にどれがどの順番でも結果問題は無さそうなので幸いでした。
で、この「陰摩羅鬼の瑕」ですが、本編の前作である「塗仏の宴 宴の始末」とは発行が5年も空いているんですねコレ。この期間、京極夏彦はスランプだったのでしょうか
2、3作目あたりはかなり面白い本だったのに、4作目で少しテンションダウン、5作目、6作目は登場人物話多いし、事件も複雑で…面白いんだけど、結構分かりづらい…あのままの展開に何か思う事があったのかも知れないですね…本当のところは分んないけど
そんな考えがあったのかどうなのか、
単純に執筆時期が離れたからなのか、
「陰摩羅鬼の瑕」はちょびっと今までとは雰囲気が違う作品に思えました。
悪く言えば単純、良く言えば分かりやすいお話になっています。
これぐらい分かりやすいのは1作目「姑獲鳥の夏」以来かな
舞台はほとんどが、とある一軒家の中のみ。
主な登場人物も限定された数名のみ。京極堂一味の方が人数が多いぐらいです
やっぱり「塗仏の宴」で広げ過ぎた大風呂敷を反省したんですかねぇ
平面上で平面上に大風呂敷を広げなかった分、時間軸で広げているともいえるのですが、その部分で混乱させられることも無く…
結局は一番怪しい人物が犯人だというお話でもあります
言ってしまえば、ごく古いタイプの探偵小説のようなお話。
多分“あえて”そんな風に組み立てているんじゃないですかねぇ京極夏彦としては…。
ごく古いタイプの探偵小説と書きましたが、要は“横溝正史”風味。
この作品が横溝正史のオマージュ的要素を含むであろうと思う理由(証拠?)なのですが…横溝正史自身が登場人物として出てきたりします
(※最後のページには「この作品は、作者の虚構に基づく完全なフィクションであり、登場する団体、職名、氏名その他において、万一符合するものがあっても、創作上の偶然であることをお断りしておきます。」ってあるから、まぁこの人物名は単なる偶然なんだけどね)
横溝正史の登場で…
「こんな単純な話なのはオマージュだからですよ」
という京極夏彦の声(言い訳)を聞いたような気がしたのは私だけでしょうか
そのことの是非はさておき、
読んだ私の評価は…少し退屈でしたかね
もっと複雑に、
もっと蘊蓄を、
その上でちゃんとビックリするぐらい面白くオトして下さい
そんな希望と過大な期待を込めて次のお話に挑むピロEKでした。
…あと剥製だらけのお屋敷は想像すると怖いです
(当ブログ内の関連記事)
2007年06月06日 【小説】姑獲鳥の夏
2007年07月21日 【小説】魍魎の匣
2007年10月15日 【小説】狂骨の夢
2008年01月09日 【小説】鉄鼠の檻
2008年06月02日 【小説】絡新婦の理
2009年02月02日 【小説】塗仏の宴 宴の支度
2009年02月21日 【小説】塗仏の宴 塗仏の宴 宴の始末
では、今日はこんなところで
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