まどか☆マギカ11 話と12話感想

ネタバレ気にせずに感想書きます。

始まった当初から、従来の日本でいう魔法少女ものというよりも、極道や魔道、そして現実世界の闇が強調された世界でした。

たぶん、その世界を本来の夢と希望が存在する魔法少女の世界に変質させる物語だったのではないかと思うのです。

ほむほむが、絶望を繰り返しながらも果てしないエンドレスエイトを繰り返していたのは、実は僕らも同じなのではないでしょうか？
日常という繰り返し。
先の見えない世界の中で、日々を生きる存在。

まどかは、最後の最後に魔女を生み出す宇宙のルール自体を改変します。
ある意味で悲しい最後なのかもしれません。

登場人物達は、まどかの姿を忘れてしまい…いや、元からそんな人は存在しなかった事になってしまい、新たな法則が宇宙に生まれます。

でも、ここで起きる小さな奇跡は、不安げな日常をおくる僕らにとっても希望なのではないでしょうか？

その存在は消えても…　いや消えてない、どこにでも存在し、一部の人にはその気配を感じる事だってできる。

それが小さな奇跡なんでしょうね。

そう考えたら神話の一種といえなくもありません。

まどかと、ほむほむの別れのシーンが胸に残ってます。
別れでもあり、また新たな始まりでもあり…。


実は、今僕らの生きてるこの世界の秩序は、一人の少女が書き換えたもの…なんて考えたらちょっとおもしろいかもしれません。
だとしたら、どこかに希望を見出だす事だってできるかもしれません。