OVAゴクウを見た。

オッスオラ…のほうではなく寺沢武一のゴクウ。

今とは違いインターネットもそんなに発達していなかった時代の作品ですが、その先見性には驚くべきものがあります。

刑事をやめ探偵をやっている男、ゴクウ。
彼はある事件を解決する過程で、敵の催眠攻撃を破るため左目を犠牲にします。

そしてそのかわり何者かに、センサーと全世界中のコンピューターにアクセスすることができる目をもらうのです。

まず映像の凄さ。
画面の構成や見せ方がすごくカッコイイ！
昔のアニメを見てて思うのは、その構図の凄さ。ほとんど芸術です。
声優だって豪華です。

そして未来都市の描写。
地震で壊滅した街、そこに復興と共にまた新たなビルが建つ。
敵の武器商人が売っている細菌兵器が、渡り鳥に乗って敵国に菌をばらまくタイプだったり(鳥インフルエンザを連想しちゃいます)

ゴクウ自身もハードボイルド。
神の目を持った彼はかっこよすぎです。
ビヨーンとのびる棒を使ってビルからビルへ。
あの移動方は勇気いりますね。
一歩間違えば…。
いや、ハードボイルドだから考えない。

このゴクウを見たのは、当時レンタルビデオだった気がしますが、今見てもまったく古さを感じないです。
エンディングがまたオシャレ。
左目から見た映像に、スタッフのクレジット。
歌は葛城ユキ！　カッコイイ！

この世界にはまった人は、妖獣都市もオススメします。
原作者がちがうのと、少しエロい＆グロいのを覚悟すれば、非常に素晴らしい大人の為のエンターテイメントです。
魔界都市新宿もオススメ。
うーんマッドハウス！！

ゴクウはパート2もあるのですが、こちらも小林清志が声をあてる敵役が渋かった印象が。
「カット！カーット！」とゴクウが叫ぶと、街が停電になるシーンは、今でも思い出します。


そんなゴクウ、なんでも実写化の話があるとか。
ハードル高いなあこれは…