piroブログ

piroaki7がアニメやゲーム、いろんなアレコレを綴ります

イノセンスを見た。

2010年05月27日 23時34分09秒 | つぶやき
一回では深くわからないところもあるけど、基本の筋書きは、押井守のなかでは明確なのではないかと思います。

まずは、内容を考えずに映像に浸るのもいいかもしれません。
雰囲気的には、昔話題になった「ガジェット」っていうゲームに雰囲気が似ています。

凄いのは、その作りこみ。
「CGって凄いでしょ本物みたいでしょ」っていうのとは違うベクトルの画面作り。
イミテーションと本物、魂のあるものと無い物の差は何か?
明らかに本物と違うリアルなのです。

ゆっくりと揺らぐその世界は、圧倒的なオブジェクト数で見る物を引き込みます。

ある企業の製品であるロボットが、持ち主を殺害する事件が発生します。(セクサロイドなので、その企業を訴えようとする者はいないのですよ、これが)
そこにテロの可能性があるかぎり捜査するのが公安9課の使命。

事件の核心へと向かうバトーとトグサ。
そして彼らを惑わせるハッカー、そして守護天使。

そして、犬。
犬、好きだなあ犬。

事件の真相は…球体間接の人形たちに宿っていた命とは…。

いろんな意味で怖い結末なのかもしれません。

機械や電脳の進歩で、精神や魂の所在があやふやになった世界で、命とはいったい何なんでしょうか?
いろいろと考えてしまいます。

考えるといいつつも、アクションシーンが多かったんで、間延びした感じはしませんでした。

個人的に一番気に入っているのは、鳥たちの群れの中を、同じくバトーとトグサを乗せた鳥のようなプロペラ機が、ゆっくりと飛行するシーン。

巨大な残骸のような街を抜け、教会のような建物(セクサロイドを販売している本社だったかな?)を見下ろすシーン。
そして、アジアチックな祭のシーン。

気持ち良すぎです。

ここを見るだけでも価値があります。
好きな人には…

うん、好きな人には果てしなくオススメです。
エンディングテーマ「Follow Me」が心に響きます。
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