ゲーオタの島国根性

オタクっていうのは、初心者には厳しいものです。
けっこう新しい趣味に入るには根性がいります。

昔、プロレスファンの前で技の名前を間違えて怒られた経験があります。
中学の時に同人誌即売会で「ここは子供の来るところじゃねえ」と言われた事があります。

あぁ、どんな趣味の世界も踏み込もうと思うと、その壁は果てしなく高いなぁ、厳しいなぁ、よーし僕は初心者には優しくするぞ！
広く世の中に門をひらくぞ(何の？)なんて思ったりしてたのです。

しかし…

悲しきかな僕も島国のゲームオタクでした。

駅でギャル風の女性二人が「はぐれメタルは経験値高いよねー」

いや、もしかしたら筋金入りのゲーマーかもしれないし、見た目で人を判断するのはよくないのですが、なんか自分たちゲームオタクのテリトリーを侵されたような感覚を覚えたんです。

今のナンパまがいのドラクエのCMもそう。

この人達は、ドラクエ1のエンディングで泣いたファンの気持ちをわかってるんだろうか？　なんて思ったりなんかして、いや大きなお世話なんですけどもね。
自分が無名時代から応援してたアイドルが有名になってしまって、自分達マニアを忘れてしまう感覚とでもいいましょうか。

だから、「自分達はマニア向けにゲームを作ってないので」
とゲームショーへの出展を辞退した任天堂には、少し怒りを覚えます。

広く誰にでも受け入れられるゲームをつくらねば、ゲーム業界厳しいのもわかります。
誰だってゲームを楽しむのも自由だとは思うのですが…
でもね、でもマニアの事も忘れないで欲しい。
なーんて言ったりして…。

あー我ながら嫌だわゲームオタクの島国根性。