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piroaki7がアニメやゲーム、いろんなアレコレを綴ります

第9地区みました。

2010年11月01日 22時24分20秒 | 映画
突然現れた宇宙人のUFO。
それは南アフリカのヨハネスブルグに出現しました。

中から出てきたのは、エビに似たグロテスクな宇宙人。
彼らは難民のような状態で地球にやッてきて、地球に住み着くことになりました。

すごいテクノロジーをもっているのだけども、多くの難民宇宙人は働きアリのような状態で、結構凶暴です。
当然人間とより良い共存ができるわけがないです。

そこで、彼らを管理しているMNUという超国家組織が第10地区にエイリアンを移動させるために、大規模なプロジェクトを開始します。
そして、その責任者が主人公のヴィカスです。


クリストファー・ジョンソンという宇宙人との関わりで主人公はある事に巻き込まれます。

エイリアンの超兵器は、遺伝子を判別し人間が操作することはできません。
しかし、ある液体を浴びエイリアン化していった主人公は、これらの兵器を使用する能力を身につけます。
そのために人間たちから狙われることになります。

かつて支配する側だった主人公は、支配される側に立場が逆転します。
人権を、すべてを奪われます。

そしてエイリアン側の立場になる事で、人間がエイリアンに行っていた生物実験や虐待を知るのです。


テレビのドキュメンタリータッチで始まったこの映画。
展開がものすごいです。

もう途中から胸が苦しくなります。
これは考えるにエイリアンだから許される表現なのかもしれません。

これと同じことが、支配する側とされる側で実際に世界のどこかで起きているのではないでしょうか?
そして人間の歴史はそれを繰り返してきたのです。

考えようによっては重いテーマですが、それを説教臭く伝える映画ではありません。

エイリアンの超兵器はすごい迫力ですし、2足歩行の人型(エイリアン型)メカの戦闘シーンはものすごいです。

けっこうエグいシーンも多いのですが、あっという間の111分です。
そして見たあとに胸にドーンとした気持ちが残る一作です。



第9地区 Blu-ray&DVDセット(初回限定生産)
クリエーター情報なし
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