もしも…なドラえもん

●押井守風
立ち食い蕎麦屋で、蕎麦をすするスネオにジャイアンが話しかける。

「なぜ奴は、ドラえもんを殺したんだ？ノビタのくせに…」

「そんなのわかんないよ…特殊警察隊が野比家に踏み込んだ時には、もう奴の姿はなかったんだから…」

それを聞いていた蕎麦屋の店主がかたりだす。

「ドラは、非日常という日常に僕らを閉じ込める鍵だったのさ…
つまり、僕らはその殻を破らないと腐って果てていただろうさ…」

「お、おまえは、の…のび」

「さよならだけが人生だ」

ズキューン。



●さいとうたかお風

「ドラえもーん」

白いブリーフをはいたドラえもんが、ハマキをすいながら、ちろりとノビタを見る。

「スイス銀行のいつもの口座に振り込んでくれ」

ポケットからアーマライトM16改を出し、窓から空き地を狙う。

空き地までは、家が5軒。
しかし、彼には問題ではなかった。
寸分たがわずぬに弾を同じ位置にヒットさせ、貫通させることで空き地を狙撃できるのだから

狙いを定める。


「す、スマン、この仕事諦めてくれ」


だって、手がゴムマリだから引き金ひけないの☆



すいません。いろいろ疲れてますね。