絵柄の今昔

よくカミさんに、「あんたの絵柄は古い」と言われます。
あとポッチャリしすぎとかも…
絵柄に新しい古いがあるんでしょうか？

なんでこんな事を考えたかというと、久しぶりに蘭宮涼のコミックを見たんですけど、当時はすごく可愛くて、Ｈな絵だと思ったんですが、今見てみると…

いや、可愛いのは可愛いんですよ。
でも萌えの感覚がちがうというか、やはり時代を感じるんですよね。今の蘭宮さんの絵は、みたことないんですが、やっぱり時代にあって絵柄も変化してるんでしょうね。

僕が、女性キャラを描き始めたのは、「うる星やつら」の高橋留美子に憧れてだったんです。
それまでは、ドラえもんみたいなコロコロしたキャラを描いてました。
女性キャラばかり描くようになったのは、その頃からです。
特にサクラさんが大好きで、よく模写してました。
つねに落書きノートを持ち歩き、授業中でも絵を描いてました。
でも、めちゃめちゃヘタクソだったんです。

「おまえ、これ以上絵を描いてたら、友達なくすぞ」
って言われたりしました。
でも、好きな事をやめれるわけないじゃないですか。

僕に絵柄の転換期がおとずれたのは、ある人と出会ってからです。

某ハーフリータっていう漫画雑誌の読者同士で、その人が発足させたゲーム好きのサークル。「海豚芸夢隊」の会誌で描かせてもらえる事になったんです。

その最終号では、今考えるとおそろしいぐらいの豪華なメンバーが集まってました。

僕の下手さが強烈に目立ってしまうぐらいのメンバーです。
その時は、必死に絵柄を変えようとしました。

恥ずかしながら、それまで僕は、キャラを描く時は、アタリ線という物を引いた事がありませんでした。

描き方から変えようと思ったんです。

それで絵がマシになったかは、わかりません。

今では、生活や仕事の合間に楽しみで描くぐらいになってしまいましたが、やはり絵を描くのが好きで、楽しみなのはかわりません。
今は、自分の絵を簡単に、広く伝える事ができる世の中になりました。
世の中、上手い人ばかりです。
ヘコみながらも、やっぱり絵を描く事は楽しいですよ。
やめられません。
でも、そろそろ絵柄を見直してみるのもいいのかもしれませんね。