著者 友成純一
スプラッタ映画専門の映画評論家である主人公が、映画雑誌で発表したホラー映画ベスト10 このベスト10にあげられた映画になぞらえた連続殺人事件が発生する。
この本は1989年、宮崎勤による連続幼女殺人事件がおきる数ヵ月前に刊行されたらしい。
あまり分厚くなくサラっと読める本と思って購入したのだが、おもしろすぎる! サクサク読めるので「あ」っという間にラストシーン。
人間っていうのは、基本的に何かをぶっ壊したり、破壊したりするのが好きなんだろう。
最近のホラー映画で足りないのは「人体破壊」だと思う。
スプラッタームービーってのは、最初気持ち悪くても見続けていたら笑い所がわかってくる。
退屈な日常を壊す感覚。 そういった意味では、この本はリミッター無しでぶっとばすスプラッターノベルと言える。
ホラー好き、残酷な描写好きにはめちゃくたゃオススメする一本。
僕自身はホラー映画大好きなんだけど、怖がりなんで定番ホラーの何本かは観て無いんだけど、この本を読んだら観たくなりますよ、きっと。
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ホラー映画ベスト10殺人事件 (光文社文庫 と 15-3)友成 純一光文社このアイテムの詳細を見る |