個人的にですが、ここ数年は、本当に大変な事が続いております。
去年の夏、父の禁酒期間が終わり、父はよく酒を飲むようになりました。
頻繁に酔っ払い、一日に何回も僕の携帯に電話をかけてくるようになったのです。
その年は僕が勤めてる会社で再編があり、制作は僕一人になっていたので、休日に出勤する事が多く、その日は一ヶ月ぶりの休みでした。
事前に父にその事を話し、携帯の電源を切ってハリウッド版ゴジラ(メタボなほう)を見ていました。
映画が終わり、携帯を見ると、何件もの着信が…
全て父からです。
電話をかけてみると、泣き声で
「何しとったんや!死んでしもたかと思って葬式あげるとこやったぞ!」
ちゃんと事前に説明したじゃないと言うと「知らん」と…。
その後、父の状態がおかしいので実家に行くと、酒のんで倒れてる父が…。
楽しい一ヶ月ぶりの休みにゲロ掃除です。
そういった酒のトラブルが何回もありました。
酔っていたずら電話し、先方から刑事告訴されそうになったり、道路で寝てしまい、警察に保護されて…仕事を早引きして僕が引き取りにいったり…。
その度に先方に謝る僕…。
さすがに父もあかんと思ったのか、禁酒を決意します。
やっと地獄の日々も終わるかと思った一ヶ月後。
どうも父のようすがおかしいんです。
「深夜にたくさん人が来て踊ってた」とか「家は破産や!騙されて泥棒に財産取られた」とか…。
これはもしやと思い、地域包括センターへ連絡し、脳神経科で診断してもらいました。
…もちろん、その診断を受けてもらうのも至難のわざでした。
「お医者さんから連絡があって検査が中止になった」
いや、そんなわけない。
で、検査の結果、アルツハイマーと診断されました。
母に続いて、父も…。
地域包括センターに助けてもらいながら、まずは介護保険の申請です。
市から父の状態を専門の方がチェックに来ます。
そして、介護度1と判定され、ケアマネさんがつきます。
やっとここから今年の話になります。
正月、僕はある事情で大阪を離れねばならず、父をショートステイに預けることになりました。
その時期は本来どこの施設も満杯なのですが、偶然一部屋だけ空きがありました。
父は頭の状態はアレでしたが、身体はすこぶる元気で、一月二日の早朝3時に施設を脱走…。
なんとか保護されたのですが、その日から精神的に大変な日々が始まったのです。
毎朝携帯には深夜に連続してかかってきた電話の着信が…、仕事中なのも関係なく一日30回近くの電話がかかってきます。
電話に僕が出れないのが続くと、父は警察に通報したり、交番に駆け込んだりするのです。
毎朝、破産しただの泥棒にお金取られただのいった話から一日が始まるのが、どれだけ辛いか…。
電話料金は毎月3万円を超えてました。
そして、僕の事を忘れて、数年前にテニスを習っていたコーチと混同し始めます。
実の父に忘れられるのは、本当に辛いですよ。
しかも「息子の名を騙る悪人」と思われた日には…。
まさか自分がこんな立場になるなんて…とか思いましたが、父の81という年齢を考えれば不思議な事でもないのです。
去年の夏、父の禁酒期間が終わり、父はよく酒を飲むようになりました。
頻繁に酔っ払い、一日に何回も僕の携帯に電話をかけてくるようになったのです。
その年は僕が勤めてる会社で再編があり、制作は僕一人になっていたので、休日に出勤する事が多く、その日は一ヶ月ぶりの休みでした。
事前に父にその事を話し、携帯の電源を切ってハリウッド版ゴジラ(メタボなほう)を見ていました。
映画が終わり、携帯を見ると、何件もの着信が…
全て父からです。
電話をかけてみると、泣き声で
「何しとったんや!死んでしもたかと思って葬式あげるとこやったぞ!」
ちゃんと事前に説明したじゃないと言うと「知らん」と…。
その後、父の状態がおかしいので実家に行くと、酒のんで倒れてる父が…。
楽しい一ヶ月ぶりの休みにゲロ掃除です。
そういった酒のトラブルが何回もありました。
酔っていたずら電話し、先方から刑事告訴されそうになったり、道路で寝てしまい、警察に保護されて…仕事を早引きして僕が引き取りにいったり…。
その度に先方に謝る僕…。
さすがに父もあかんと思ったのか、禁酒を決意します。
やっと地獄の日々も終わるかと思った一ヶ月後。
どうも父のようすがおかしいんです。
「深夜にたくさん人が来て踊ってた」とか「家は破産や!騙されて泥棒に財産取られた」とか…。
これはもしやと思い、地域包括センターへ連絡し、脳神経科で診断してもらいました。
…もちろん、その診断を受けてもらうのも至難のわざでした。
「お医者さんから連絡があって検査が中止になった」
いや、そんなわけない。
で、検査の結果、アルツハイマーと診断されました。
母に続いて、父も…。
地域包括センターに助けてもらいながら、まずは介護保険の申請です。
市から父の状態を専門の方がチェックに来ます。
そして、介護度1と判定され、ケアマネさんがつきます。
やっとここから今年の話になります。
正月、僕はある事情で大阪を離れねばならず、父をショートステイに預けることになりました。
その時期は本来どこの施設も満杯なのですが、偶然一部屋だけ空きがありました。
父は頭の状態はアレでしたが、身体はすこぶる元気で、一月二日の早朝3時に施設を脱走…。
なんとか保護されたのですが、その日から精神的に大変な日々が始まったのです。
毎朝携帯には深夜に連続してかかってきた電話の着信が…、仕事中なのも関係なく一日30回近くの電話がかかってきます。
電話に僕が出れないのが続くと、父は警察に通報したり、交番に駆け込んだりするのです。
毎朝、破産しただの泥棒にお金取られただのいった話から一日が始まるのが、どれだけ辛いか…。
電話料金は毎月3万円を超えてました。
そして、僕の事を忘れて、数年前にテニスを習っていたコーチと混同し始めます。
実の父に忘れられるのは、本当に辛いですよ。
しかも「息子の名を騙る悪人」と思われた日には…。
まさか自分がこんな立場になるなんて…とか思いましたが、父の81という年齢を考えれば不思議な事でもないのです。