世界と自分を遮断する

MP3のプレイヤーのインナーホンが潰れました。
オープンエアーのやつです。
仕方ないので新しいのを購入。
今度こそは断線しないように注意して使用です。
今回のは、耳に押し込むタイプです。
耳に装着するとほとんど耳栓です。

くだらない、くだらない世界から、自分を少しだけ遠ざけてくれます。

好きな曲をリピートし、携帯電話に目を落とします。
くだらない世界が目に入らないように。

世界と自分を遮断する。
ボリュームを一上げてさらに世界から離れます。

…。

自分のカラに閉じこもる。
とことん内面に目を向ける。

自分の世界をイメージします。
妄想力をフル活用するけども、なかなか妄想を固定するのが難しいです。

時々、物を考える際に呼吸でリズムをとりながら考えを巡らす事があって、「あぁ、やはり人間ってのは肉体主体なんだ」と、精神の力だけで思考できない事が悔しくなる事があります。
どう説明していいのかわからないんですが、やはり思考が、そして自分の人格そのものが肉体的な脳の働きから生じているという事が悔しくてしょうがないのです。
どんなに世界と自分を遮断しても、肉体という根っこでつながっていて、逃れられないわけです。

肉体が消滅した時に、自分も消えちゃうんでしょうか？
いや、むしろ消えないと考えるほうが怖いのかもしれません。
自分が消えたら悩んでいる自分も消えるんですから。

こういった話題はついつい考えてしまいます。
死んだら答えは出ると言っても、出た答えを知覚できなければ、答えは出ていないのと同じですね。
そして答えが出ないまま繰り返しているような予感がするんです。
幸せは、悩みは、脳が作り出してる感情には意味があるんでしょうかねぇ。
なぜ自分が生きているのか、人が科学と呼ぶ物で突き詰めようとすると暗くなります。
科学じゃない物を信じたい気持ちは大きいんですけど、その余裕がありません。

ヘッドホンを外して現実に戻ります。
くだらないやら何やらいいながらも今日を、現実を生きていきます。
不安、不安、不安。せめて妄想の中だけでも…とは思うんですがね。