ネカフェ 事件後

個室ビデオ火災後、大阪のネカフェを何件かまわった。

どこの店も「当店は安全です」という看板。
長時間のコースが無くなった店もある。
あきらかに客の数は少ない。

あの事件が業界や世の中に与えた影響は大きい。

「ネット難民」っていうけども、ネットカフェは過酷な環境ではない。
どちらかというと快適だ。
リーズナブルな価格で、「引きこもる」事ができる。
もちろん世の中には、外に出ていけずに苦労している人もいるだろう。
ただ、一人の自由な時間を持てない人間が世の中にはいる。
暗いと思われるかもしれないし、理解してもらえないかもしれないけど「ネットカフェ」っていうのはリーズナブルな贅沢なのだ。

個室ビデオは、さらに密室になるので、自分の世界に入りたい時は最適だったのだ。
火事のあった「キャッツ」は、梅田店しかしらないけど、店のキレイさも店員の応対も、価格も他店と比べて格段によかったから非常に残念な気持ちもある。

そんな楽園に石を投げたのが、放火事件。
ギャンブルにおぼれ、自暴自棄になり…。
もちろん犯人は憎いけど、この犯人が事件をおこさなくても、どこにでもそういった種があるんじゃないか？
心配して話しかけた女子中学生に切り付けたり、臓器移植を待つ子供の募金活動に酷いコメントしたり。

なんとかできないのかな？
なんかやれる事ないのかな？

この世界の閉塞感にクラクラきます。
もう良いニュースにすがりつくだけではごまかせない世界になってるのかも？

つられて落ち込まないようにきをつけます。