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クローバーフィールド/HAKAISHA(ネタバレ少し注意)感想

2008年04月05日 13時23分55秒 | 映画
ネタバレはあまり気にしてません。ご注意ください。

ブレアウィッチは見てないんですが、それ風の映画だそうで…

ハンディカメラで録られた映像がものすごい臨場感を生んでいます。

日本の怪獣映画が、阪神淡路大震災の後で変化したように、この映画も911のテロがなければ、ここまでのリアリティは持たなかったでしょう。

この映画の冒頭では、どうでもいいやんっていう感じの、ちょいオシャレなニューヨークっ子たちの映像がつづきます。

登場人物の一人が、日本に栄転することになったお別れパーティーが舞台。

この映画でビデオカメラを任されたのは、ハッドと言う男なんですが、この男の空気読めない指数は尋常じゃありません。そのおかげで、マンハッタンで起きた恐怖の一部始終が記録されたのです。

アメリカの方はなんでも映像に残すイメージがありますが、そういった文化性の違いもあるんでしょうね。

大体の人間関係を見る側が把握できた時に、それがおきます。

ある意味いるはずのない怪獣に、リアリティをもたせるには、徹底的にその存在を隠す。
想像ほど大きな調味料はありません。

911の時に見たニュース映像とダブるシーンが多々あります。
響く重低音な足音と、瓦礫の山。
僕は震災を思い出しました。

日本の怪獣映画が、怪獣主体なのに対し、この映画では、逃げる人々が主人公。
等身大のカメラは、自分がその中にいる錯覚をもたらします。

たぶん制作者は、日本の怪獣映画も好きなんだろうなー。
ラストで流れる音楽は、どこかゴジラを思い出させます。

で、肝心の怪獣ですが、あまり見た目のキャラクター性はないです。
というか、ゴジラ映画の中で出てきたら、カマキラスやクモンガ以上に地味です。
しかし、レギオンのように、小さい犬ぐらいの小生物を大量に生みます。
それに噛まれると… いや、あまり説明はないのですが、ちょいゾンビテイストもあるみたいですね。

まぁセントラルパークで発見されたカメラに写ってた映像という事なので、撮影者の悲劇的末路は決定的なのですが、後味は、あまり良くないんだけども、心に引っかかってしまうことはなかったように思います。

説明不足といえばそうですが、怪獣映画やそこらに慣れてる人は十分に脳内補足できる範囲でしょう。
ちょい微妙な部分を含めて、僕は楽しめました。
ただし家庭で見るのはどうかな? やっぱり映画館での視聴をおすすめします。
なんかスタッフロールの後に声入ってませんでした?

続編が決定したそうですが逆に蛇足になるのではと思ってしまいます。
良い意味で裏切ってほしいですね。

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