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シン・ゴジラ(ネタバレ気にせず感想)

2016年08月08日 21時44分51秒 | 映画
ネタバレ気にせず感想です。

冒頭から、ワクワクがとまりません。
これだけ期待した映画は久しぶりです。
極力ネタバレを見ないようにして当日に挑みました。

主観映像やネットの画面、数分で表現される現代。

そして、個人的に一番の衝撃シーンがきます。

ゴジラ登場!って



なんやこれ?



なんか深海魚の出来損ないのような物体が!

ゴジラ第二形態だそうです。
ラブカというか、魚の目です。
キモカワいいかもしれませんが、無表情なコレが車や瓦礫を巻き込み進行する姿は、まさに津波です。

もうそこからラストまで、口を開けたままでした。

いつもの明朝体テロップも、バンバン出てくるのですが、読み飛ばしても話の面白さに支障はありません。
会議室のシーンが多いので、退屈になるかもって思ってましたが、アップテンポなBGMに乗って並べられるコピー機がカッコいいったらもう。

いろんな政治的な制約や、皮肉もありますが、そんな中でも、必死に頑張り集団として力を発揮しているのがたまりません。

ただ歩いてるだけで甚大な被害を巻き起こすゴジラ。リアルな世界に突然あらわれた不可思議な未確認巨大生物…。

最近の日本のように、この映画の中でも想定外の事態が発生します。

米軍の攻撃に対して、ゴジラが反撃する瞬間。
映像のインパクトもそうですが、「うわあ、やってもた!」って感覚。
ガメラ2の仙台消滅以来の衝撃です。
でもカッコいい…。
シンゴジラの田んぼアートは、ある意味ネタバレですよね。
ただ歩くだけなんて言って悪かった。
あの放射能火炎と対空レーザーは凶悪ですわ。

虚構対現実というのは、現実的な世界感の中に、ゴジラがあらわれたらという意味もあるでしょうが、僕には核攻撃しかゴジラに効かないという暗い現実に対して、ヤシオリ作戦という非現実な挑戦をしかけるといった意味もあるのではと感じました。

非現実と言っても、スーパーXや過去のゴジラからしたら超現実的であると思いますが…。

そして、これまたインパクト大な列車爆弾。

血液凝固剤投与といった地味な作戦なのに、見せ方が上手いからドキドキもんです。

そしてラストのシッポ先端。
これに関しては、見た人によって見解が分かれると思うのですが、僕は初代ゴジラのラストと同じく「あれが最後の一匹だとは思えない」なのかなあと思いました。
ゴジラ一匹でも大変なのに、これがオール怪獣大進撃だったらと思うとえらいことになりそうです。
未来に希望を持たせるラストですが、それだけで終わらないのが流石です。

しかし庵野監督って凄いですよね。
本編のディテールもですが、たぶん意味の無いシーンがあったとしても、見た人は考察のネタとしてとらえるわけです。

今回は、普段怪獣映画に興味が無い息子と見に行ったのですが、とても楽しんで見れたようです。
それはマニアックな部分も多々あれど、ストーリーの根幹はシンプルだからなんでしょうね。

これはDVD売れるだろうなあ。
この映画のおかげでとても楽しい1日が過ごせました。
万人にオススメはできないけど、ぜひ見てほしい一本です。大満足。

あと、ラーメンはチャーシュー抜きでしたね。

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