NHKスペシャル ドラマ 感染爆発～パンデミック・フルー

昔、復活の日っていう映画を見て衝撃をうけたことがあります。
そのウィルスは爆発的に世界にひろがり、多くの人間が死亡するといった内容で、感染爆発の末に世界は核戦争に…
寒さに弱いウィルスだったために、寒冷地の人だけ生き残るといった内容です。

今回のNHKスペシャルは、絵空事ではなくすぐ近い未来に発生するであろう新型インフルエンザが題材です。
ドラマの内容は、容赦なく恐ろしいシミュレーションです。
ただ、感染経路があっさり特定できてしまうあたりはドラマですが…。
やっぱり新型インフルエンザがもたらされるのは、近くの某国です。

逆に、どこからウィルスが日本に来ても不思議ではないということです。
毎朝の満員電車。もしその車内に新型ウィルスが存在すれば…。

あたりまえの日常を、あっさりと特殊事態が破壊してしまうさまは、阪神の震災で経験しているのですが、それよりも大規模に静かに訪れるであろう日本の危機。

短い時間内ですが、ドラマはストーリー性も含みつつ恐怖のシナリオを描写しています。
新型のインフルエンザについて、何が怖いってカミさんと息子がその病気にかかってしまうのを考えると本当に怖い。

そんな小さなウィルスに苦しめられる人間。
その尊厳とは…。

主人公は医者です。
新型インフルエンザの患者があふれる小さな病院。
そこに出産間近の妊婦が…。
しかし、呼吸機の数が足りない…。

ああっ、胸が痛くなる結末をむかえるこのドラマ。

消える命と新しい命。
どうか、人間の叡智が未来を救うことを祈ってやみません。

僕も今、風邪をひきながらみてるので、本当に恐ろしいです。
はたしてそういった事態になった時に、僕らはどういった行動ができるんでしょうか？