幻想小説周辺の 覚書

写真付きで日記や趣味を書く

すもも祭り その2 烏団扇

2022-07-21 04:48:49 | 神仏探幽
文月廿日は東京府中市の大国魂神社は、すもも祭りでした。すももは酸い桃ということでプラムですね。古来より食べられたり魔を払う供物としてたようです。起源は源頼義、義家親子の前九年の役、平安時代に途中戦勝祈願でお供えしたことから来ているというから古いですね。
更に有名なのが年に一度、この日しか領布されない烏団扇です。起源はもっと古く神代の昔、御歳神が大地主の神(大国主=大国魂の神)に田畑の蝗の害を駆除するには烏扇をもちて扇げ、と教授したことから来たと言います。
僕はすももは苦手でよく食べませんが、この団扇は夏の必須アイテムとして入手しました。平竹の持ち手にシックな烏の絵柄の厚紙の扇面。年に一度しかてに入れられないレア感。 とても具合が宜しゅう御座いますよ。








大國魂神社 すももまつり

2022-07-20 15:18:00 | 神仏探幽
以前の投稿
でも2022年もやってる!


地元の府中市の大國魂神社は 今日だけのすもも祭りの真っ最中でした
今日だけしか売ってない真っ黒なかちがらす饅頭とかからす団扇とかがあって何気にぼやっと見過ごすことはできません
ちなみに、すももは大体一律千円のお祭り相場です
僕はあんまり好きじゃないのでかちがらす饅頭を購入して見物終りでした。夜は舞台で田舎能もやる様子でしたよ







































読書レビュー 異界神社

2022-07-17 21:27:16 | 神仏探幽
◎書影出来! 予約販売も開始されていました!!
異界神社 -ニッポンの奥宮- 単行本 – 2021/8/2
本田 不二雄 (著)

「ニッポンの奥宮」を探す旅に出た。

古い由緒を伝える神社のなかには、しばしば「奥宮(おくのみや)」と呼ばれる場所がある。
そこは奥ノ院と呼ばれたり、元宮、山宮といった名称で呼ばれることもある。
また、神社=カミ祀りの場そのものが「辺境の奥の宮」な場合もある。

そこはいわば、遠い祖先の記憶が沁みついた「はじまりの場所」である。

ときに、地の果てを思わせるサイハテの神社であったり、
ときに、古の時空に迷い込んだような異空間であったり、
この世ならざる景観、あの世そのものを彷彿させる風情だったりもする。




このザワザワとする感じは何だろう。
何百年、何千年前の人と同じ場所に立っているという不思議な感覚。
そんな彼らと同じ思いを共有できているという感慨。

「ニッポンの奥宮」に往って還ってくること。
そんな不要不急の旅でしか得られないものが確かにある。
そんな神域に行かなければ埋められないピースが、われわれの心の中にはあるのだ。

本田 不二雄

第一章
1. 南伊豆の隠れ里に怪樹の森があった(白鳥神社)
2. 朱色のトンネルをくぐり稲荷マンダラの迷宮へ(稲荷山)
3. みちのく津軽に稲荷の極楽浄土があった(高山稲荷)
4. 日本最古の聖なる山へ(御岩神社)
5. 熊野の奥宮にて魂の根源と出会う(玉置神社)
6. 怪樹そそり立つ奇蹟の島へ(大瀬神社) 7. 生けるお犬さま信仰が息づく山(三峯神社)
8. 山上のお社の奥に「奥宮」と「奥の奥宮」があった(武蔵御嶽神社)
9. イザナミ命が眠る比婆山「妣の国」へ(比婆山熊野神社)
10. 仙境の奥の院をめぐる伝説(軍刀利神社)

第二章
1. 鬼神をあがめる岩木山裏信仰(青森・岩木山東北麓)
2. 富士の母胎に回帰し、水のちからで再生する(山梨 静岡・富士山麓)
3. 紀州熊野でよみがえりを実感する(和歌山・熊野三山)
4. ヤマタノオロチの正体を探る旅へ(島根・出雲の古社)
5. 社殿をもたない神社と驚異の御神木(隠岐・島後)
6. 神秘と謎が交錯する洞窟神社のミステリー(大分・奥豊後)
7. 神話の時空をめぐる原点回帰と蘇生復活の旅(熊本・南阿蘇)
8. 隠れ里に残るファンタジックな神域へ(熊本・人吉球磨)