昔から海藻が好きだった。
おにぎり食べる時はまず海苔をはがしてそれだけを味わう、刺身は添えられた海藻こそ主役、鍋の時は底に沈んだ出汁用昆布を独り占め。
それは現在でもあまり変わってない。さすがに人前で食べる時はマナー違反をしないようにしているが、やっぱり海藻を見るとコソっと独り占めしてしまう。
毎年春先には必ず新わかめの根を買って思う存分食べている。めかぶもめちゃ好きだが、それよりちょいと上の部分、茎のところを斜め切りして味ぽんで食べるのが一番好き。めかぶには少しえぐみがあるが、茎は純粋なわかめの味を思う存分楽しめるのだ。少しばかり磯臭いのがまたいい。
それ以外の季節では、食べきりサイズのめかぶパックを常時ストックしている。トップバリュのめかぶは酸っぱさがとがってなくてお気に入り。
他に好きなのは、味がついていないもずく。いや勿論そのまま食べるわけではない。(そのまま食べても美味しいが万人向けではないかもしれない)
スタンダードに味ぽんをかけることが多いが、スープにしても非常に美味しい。さっぱり薄味の鳥ガラスープの中に無造作かつお好みの量・・・つまりどばっと入れて軽く煮たたせる。もずくだけでは寂しいなあという時にはおくらを小口切りにして浮かべるのもいい。
ん、無印でそういうスープあったな。なんだ、みんな好きなんじゃん!
今調べてみたが、子供の頃刺身より好きだった添え物の海藻の名前は「トサカノリ」だそうだ。一瞬で判る現代ってすげえなあ。