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コンクからドカズヴィルの途中で見かけた紫色の草花 Fleurs herbes violettes vues entre Conques et Decazeville
2013年ル・ピュイ巡礼路の旅:路傍の野花、木の実(1)
今回の行程は、コンク Conquesからドカズヴィル Decazville までの2日間がアヴェイロン県Depatement de l’Aveyron、そして最後の1日がフィジャック Figeacまでのロット県 Depatement du Lotです。
第9日目: ゴリナック Golinhac → コンク Conques
コンクへ向かう山道では、あちこちの路上に栗の実やドングリなどが沢山落ちていました。
ところで、道中で仲間のフランス人と、栗の実に関するフランス語談義をしました。私は、栗はマロン(maron)だと思っていました。しかし、”マロンはマロニエの木(maronier)の実であって、栗の実ではない”と言うのです。”栗の実は栗の木(chataignier)の実であり、chataigne(発音:シャテーニュ)だ”と教えてくれました。“でも、お菓子のマロン・グラッセで使われているのは、栗の実ではないのか?”と問いただすと、”例外的にマロン・グラッセの場合だけは、栗の実が使われている”と言うことでした。語学は、一筋ではいかないことを実感しました。
巡礼路を更に進んで行くと、リンゴの実が沢山転がっている場所もありました。
しかし、この日は草花の姿を見ることはできず、見かけたのはキノコだけでした。
コンクに近づくと、大きな房をつけたブドウの木がありました。 ル・ピュイの巡礼道で、ブドウ畑を目にしたのは始めてでした。
第10日目:コンク Conques →ドカズヴィル Decazville
コンクからドカズヴィルへ向かう道では、ヒースが一面に茂る群生地がありました。
それから少し歩くと、可愛らしい紫色の花をつけた草花がありました。(記事冒頭の写真参照)しかし、その後すぐに激しい雨が降り出したので。道端の草花を眺める余裕はありませんでした。
第11日目 ドカズヴィル Decazville → フィジャック Figeac
最終日の巡礼路は、ドカズヴィルからフィジャックまで高度が約200mの平地が続く道路でした。
周りの風景はほとんどが農地で、特に目に止まるほどの珍しい草花はありませんでした。でも、フィジャックに近くなった頃、見たことのない果物の木がありました。同行の仲間に尋ねると、それはマルメロ(仏:coing)の実でした。そのままでは食用には適さないが、ジャムに利用できると言うことでした。
マルメロの木(仏:Coingnacieur)
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