頂上から下山して間もなくの風景
Scenery a little below mountain top
富士山登山(3)
既に、登山第1日目(9月4日)の昼過ぎから第2日目(9月5日)の昼頃にかけて、富士スバルライン5合目(2305m)から吉田口頂上 (3710m)まで登った体験談を2度に渡って投稿しました。その後少々間が空いてしまいましたが、今回は頂上から吉田ルート下山道を経由して、富士スバルライン5合目まで下って来た過程につき、記述します。
頂上のヒュッテで昼食を済ませて後、12時20分頃に下山の途に就くことにしました。しかし、外に出ると深い霧の中、下山道を探すのに苦労しました。やっと下山道の標識を見つけると、そこから須走ルートを下山する言う登山者に出会いました。既に富士登山は数回経験していると言うベテランでした。途中までは、吉田ルートは須走ルートと同じ道と言うことを教えて頂いたので、一緒に歩かせて貰うことにしました。
下山道出発点の標識
視界がせいぜい20-30mで、周囲の景色も他の登山者の姿も見えず、一人ぼっちで下るのは不安でしたが、心強い同行者が見つかり、とても助かりました。
下山を始めると間もなく、霧が一瞬晴れたので、写真を撮りました。
9合目に下る途中の景色 下山道で立っている私
下山道の地面は、ブルドーザーで押しつぶされた砂状の火山礫で敷き詰められており、スリップして転倒する危険があったので、一歩一歩きちんと着地するように心がけました。40分ほどすると須走ルートと吉田ルートの分岐点があったので、ここで同行者に別れを告げ、一人旅となりました。
行けども行けども、つづら折りの火山礫の道が延々と連なっていました。途中には一定の距離を置いて、番号を記した道しるべがありました。でも、高度は記されていませんので、一体どのくらい下って来たかはよく分りません。
吉田ルート下山道の標識
下山を始めてから1時間少々過ぎた頃、やっと7合目に到着です。ここに、下山道で初めてのトイレがありました。
7合目の公衆トイレ
この前後の山道には、ところどころに野草や高山植物が見られました。
又、6合目に近づくと、冬の積雪の重みで傾いてしまった白樺の木が、道端に並んでいました。
斜めに曲がった白樺の木
14時半には、6合目の富士山安全指導センターに到着しました。ここで吉田ルート下山道は終わりとなり、富士スバルライン5合目に向けて、登りの時と同じ道を逆に歩くことになります。富士スバルライン5合目に到着したのは、15時20分頃でした。
下山時には足腰の負担が重くのしかかり、特に太ももに筋肉の痛みを感じましたが、無事に富士登山を終えた歓びで、感無量でした。
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