以前、紫外線量と花色の関係を調べたくてペチュニアで観察しました(ペチュニア 日光量と成長の関係)。しかし、花が短命なうえ、開花後の経過時間で花の色が変化することからうまくいきませんでした。そこで、今回は花の寿命の長いカランコエで調べてみることにしました。
黄花のカランコエを用意しました。手前の小さな鉢は花が八重で大きな鉢の方は一重咲きです。左側の一重と八重の二鉢を室内のレースカーテン越しの日光が当たる場所に、右側二鉢をできるだけ外で直射日光に当てて育てました。悪天で寒い日は昼間でも室内に避難させておきました。
上の写真から10日後が下の写真です。
一重の品種では直射日光に当てて育てると花色がはっきりとオレンジ色に変化しました。八重の品種ではそれほどの差は見られませんでした。
環境により花色が変化するということはわかりましたが、人工気象室で調べたわけではないので何が原因で花色が変化するのかは正確にはわかりませんでした。おそらくは日光量、特に紫外線量の影響だとは考えられますが温度の違いも影響しているかも・・。品種によって違いがあったのも興味深かったです。
【まとめ】
- 黄花のカランコエ(一重咲き)を外で直射日光にあてて育てると花がオレンジ色に変化しました
- 一重と同じ環境で比較しても八重咲は花色の変化が顕著ではありませんでした