未来をよむ えびせん塾

理科好きっ子育成の一役を担えたら..。

まむし谷

2005年04月11日 | Weblog
 実家の旧住所は鬼が浦。その近くにまむし谷と呼ばれる谷がある。この谷の横には車が往来できる位の幅の道があるのですが、その脇からずっと奥に伸びた小さな谷。谷の入り口には直径が5mほどの池がある。湿地帯のような林のようなところ。ここにはマムシ(毒蛇)が沢山いると言われていた。僕たちは夏のある日、同級生と、この谷を探検することにした。男っぽいリーダー格の少女と男子数人。みんな夏だというのに長袖、長ズボンの重装備。棒や殺虫剤を武器にマムシに挑もうと考えた。池の畔にはイカダのような、木を組んだものが浮かべてあり、これに乗って、岸向こうへ渡ろうとした。しかし、3人も乗るとズブズブとイカダは沈んだ。いったい、イカダに乗り、殺虫剤と棒で何をしようとしたのだろうか。でも、僕たちは真剣だった。
 その話を親にしても、「危ないよー」とみんな言われた程度でした。自分の子供がそういう危ない遊びをしていたらなんと言うでしょうか?叱りつけたでしょうね~。今の子供は危ないところに近づけないようになっていますが、昔は、身近に沢山危ないところがありました。そういうところで危険を回避する技を、自然を通して身につけたのだと思います。勿論、怪我も沢山しましたよ(笑)。都会のマンション暮らしだと、どう教育すれば良いのでしょうね?だから私たちはいつも、町近くの田舎に住むことにしています。
by えびせん

地上に降りたこびと達

2005年04月11日 | Weblog
 ある夏の朝のこと、裏の広場を見ると直径が20センチほどの落下傘(パラシュート)が2つ落ちていた。子供の私には、これは誰かが降りてきたに違いないと確信していた。でも、この大きさだから、こびとに違いない。幼い心はそれを信じて疑わなかった。しかしどうやって降りてきたんだろう。宇宙船が降りた気配もない。辺りには、昨夜楽しんだ花火の燃えかすが少々落ちていただけであった。こびとは童話にも、テレビにもよく登場してくる。それもおとぎ話の中のこびとは親指大。この落下傘なら、その子人にぴったりだと考えた。
 近くの花火の燃えかすを見ると、なんと落下傘の絵が描いてある。そこで子供心はがっかり。そう、打ち上げ花火の中に落下傘が仕込んであったらしいのです。「あーぁ、そうだったのかぁ~。」幼稚園児のこころは、一瞬にして現実へと戻されたのであった。
 幼い心にはサンタクロースもこびとも実在の人。これもやがて嘘と思い知らされますよね。夢ってこうやって少しずつ減ってきた気がします。大人になっても夢を持ち続けなくちゃ、と思いますね。あなたの今の夢って何ですか?
by えびせん