未来をよむ えびせん塾

理科好きっ子育成の一役を担えたら..。

「ラジオ・電話キット」…電池もないのになんでラジオが聞こえる!

2005年03月28日 | Weblog
「ラジオ・電話キット」…電池もないのになんでラジオが聞こえるのー?
30x40cmの厚紙製の箱にラジオの部品が貼り付けてある「ラジオ電話キット」。1キット800円也。.小学校1年の時に親に買ってもらいました。箱の中に貼り付けてあるポリバリコン(周波数を変えるもの)、コイル、ダイオード(これがゲルマニウムという半導体で作られている)、それにイヤホン。箱の中の部品にはそれぞれ小さなコイル状のバネが取り付けてあって、それぞれの部品のバネとバネを導線で繋げるとラジオのできあがりーっ! 作製まで2~3分。きちんと繋げられたらイヤホンからラジオ番組が聞こえるという「ラジオ電話キット」。デパートで買ってもらいました。昔の呼び名では「鉱石ラジオ」。またの名を「ゲルマニウムラジオ」と呼ばれているもので、電池なしでも聞こえるラジオのキットです。イヤホンは「クリスタルイヤホン」と呼ばれるものを使っています。これが不思議で、とっても弱い電圧でも音が聞こえるのです。だから、電波の強いNHKのラジオなどは、大抵の所では聞こえます。ここで私の驚きは、電池なしでいつまでも音が聞こえている事でした。大人も含めて、今の人達はこんな物知っているでしょうか?私の電気好き、いや、理科好きになった原点の一つです。ところで私の実家のお隣さんはアマチュア無線局で、当時、強い電波を出していました。そこで私の持っているクリスタルイヤホンは、何もつけてないのに、なぜかそれだけで声が聞こえてきたのです(笑)。電磁波の成果でしょう(笑)。そこら辺に放ってあったイヤホンから声! これって超常現象?笑
因みに、ラジオ電話キットの電話とは、二つのイヤホンを繋げるだけ。糸電話みたいに一方から声を吹き込むと、もう片方からその声が聞こえるというもの。これも不思議ですよねー?

ゲルマニウムラジオの部品はここを参照 → http://www32.ocn.ne.jp/~audio/ge3/ge3_02.htm

by えびせん

「エンジンがとれたーっ!」

2005年03月27日 | Weblog
「エンジンがとれたぁーっ!」
 あれは私が幼稚園の頃だっただろうか、家の車のエンジンがとれた! 父親がとってしまったのである。ルノーというフォルクスワーゲン似のカブトムシ型の車の後部のトランクみたいなところに、3本の棒(1本は2.5m程度)を一カ所で束ねて作った三脚が立ててあった。その上部にはカラカラと音のする滑車が取り付けられ、そこにエンジンがぶら下がっていた。この滑車はそれに取り付けてある鎖の輪(輪の直径は1.5~2m)をカラカラと引っ張ることによって、重たい物もつり上げることができるらしい。エンジンがとれてしまってたのである。「パパ、こ、これ取っちゃったら動かなくなっちゃうよー。」と子供ながらにとても心配であった。エンジンのない車は、重荷を下ろしてあげた馬のように、如何にも軽々しく後輪をタイヤハウスからのぞかせ、おしりを高々と上げていた。車から取り出されたエンジンは、ただの黒い鉄のかたまりにしか見えなかった。心臓部を取ったとはこの事だろうか。軽々しい車は幼い私に軽快感を映し出すものの、高台にある、この家の車庫まで上ってくる力強さを失って見えた。
 「何かにおーい。」そう。コンクリートの車庫の地面には車が血を流したかのようにオイルとガソリンが流れていた。「パパ、車が泣いちゃうよ。」幼い子供にこの光景は痛々しく、無惨な車の姿に映ったのでした。
 私の親父は放送局の技術屋。職場には送信設備や訳のわからないモーターや、部屋の壁には「ダンパー」とかかれた黒いノブが沢山あり、どんな機械にでも対処しないといけないといった感じでした。
 親が機械をいじって、今まで目にした事のない光景を見ることは、子供にとって強烈な印象を残します。これらが私の今を作っているのではないかと。

By えびせん

お向かいさん

2005年03月26日 | Weblog
 皆さんこんにちは。今日は私が幼い頃に影響を受けた年上のお兄ちゃんの話です。お向かいさんです。私より2つ年上だったかな。彼のお父さんは高校の生物の先生。彼が小学校4~5年で私は2~3年生の頃の話です。彼はお父さんに買ってもらったのか、金属の三角形のお弁当箱のような物を肩にぶら下げてました。中を見せてもらうと何か三角の半透明の紙に蝶々が眠ってました。蝶々を捕まえてきちんとこの中に挟んでおくと、じきに死ぬという毒の箱です。三角ケースという殺虫箱です。以下のサイトで写真をみれます。
http://kawamo.co.jp/roppon-ashi/sub107.htm
この中に蝶々が沢山入っていました。昆虫採集は残酷です。昆虫が展示してある四角い箱がありますよね。下にはコルク生地のシートが貼ってあって、これに昆虫たちが体のど真ん中を針で突き刺されて飾ってあります。あれが全部人間で人間採集だったら、さぞかし怖いことでしょうね(笑)。あの虫たちは防腐剤を注射しているので腐らないし、昆虫は体の外側がしっかりと硬いので形をずっと保てます。話は戻って、このお兄ちゃんはお父さんが生物の先生なので持っている物が本格的でした。私が文房具屋で買うレベルの物ではなかったのを覚えてます。でも、このお兄ちゃんは外語大学に行きました。そう、文系です。親が理系でも子供は文系にもなるんですよね。当然のことだけど。でも、うちの子が文系になるのがあまり想像できません。私の兄弟も親も理系です。お袋も理数系が得意だったようです。
昆虫採集は理科への入り口だけど、ちょっと自分の子供達を導くには残酷で、なんとなく気が引けますよね。なんかほかの導き方がいいですかねー。うちは高校生と小学生の男の子がいます。二人とも自然がいっぱの所で育っています。家の近くに溺れないような浅い小さな川があると、子供は積極的に遊ぶみたいですね。都心の中で物作りの心を育てるのは難しですねー。日本をしょって立つ理科好きの子は、やはり田舎で育てるのがいいのかもしれません。
今日もまとまりのない話でごめんなさい。
by えびせん

ドライバー

2005年03月25日 | Weblog
先のとがったねじ回し、そう、ドライバーは子供が持っていると心配ですよね、私は幼稚園の頃から持ち歩いていました。ドアについているバネ式の出っ張り。あれはなんと呼ぶのでしょう。勝手口のドアについている出っ張りです。がちゃがちゃいうやつ。あの出っ張りはドア枠の穴にはまって、ドアがきちんと閉まるように意図されたものです。その出っ張りはバネで制御され、これがたまに壊れるのです。私は幼稚園の頃から、それが壊れたら、ドライバーで分解して修理していました。勿論、父親の見よう見まねです。自分の子供がドライバーを持ってうろうろしていたら、先がとがっているので、危ない!とか何とか言って、すぐにしまわせるでしょうか。親が何かをして、それを子供に見せることは重要です。皆さん、何か家の物を修理する時にお子さんに見せていますか?子供はいつも興味深く観察するはずです。
 とにかく小さい時は、ドライバーとかペンチとか持ってうろうろしていた事を思い出します。子供には完成したものばかり見せるのではなく、壊したり、修理したりするところを是非見せてあげてください。自分ができなければ、業者がきて修理するところを見せてあげてください。先日、うちの2番目の息子がハード屋に行った時、障子張りの実践販売に見入っていたのを覚えています。子供が関心を持っている時に、無理矢理その現場から離さない事は重要かもしれません。とにかく物作りの現場を観察させてくださいねー。
by えびせん

虫も殺さぬ。。。。。

2005年03月23日 | Weblog
今日も職場から、ばんわーです。
そう言えば男の子達は生まれながらにして結構残酷ですよね。っといってうなずかせるつもりはないのですが、昔の男の子達は、結構、昆虫採取をやっていたと思います。あれって結構残酷で、生きているカナブンやら蝶々やらミミズやらに、やたらと防腐剤入り注射液を打ちまくっていた記憶があります。今考えると、あれは生きている動物たちを殺す行為なのですよね。今の子供達も虫をつぶしたり、足をもぎ取ったり、結構、残酷なことをしています。これを親としては一応注意するのですが、あれも理科の勉強であったことを今、感じています。
 注射器なんて、薬局ですぐに売ってくれました。友達なんか、浣腸器まで持ってましたよ(笑)。昆虫採集セットは文房具屋に行けばおいてありました。デパートには昆虫採集コーナーもありました。デパートに行けば、時計組み立てキットもあったし、人体模型もありました。1970年でしたが、人体模型キットが2,800円もしていたのを覚えています。今考えるとちょっと高い。うちの親は私が小学4年生頃に買ってくれたと思います。
 何しろ今のデパートは生物系の教材が不足しています。コンピューター制御のヘリコプターとか、TVゲームとか、そんな高度なものばかりで、組み立て系がありません。日本の物作り精神は、こういう所から消失しているのです。
by えびせん

理科好きの子供に仕立てるには!?

2005年03月22日 | Weblog
 皆さんこんにちは。えびせんです。理科好きの子供を作って日本国をもっと生産性の高い国ににするための方策を考える塾です。子供を理系に進めたい親たちへのメッセージを発信します。自分がバイオ関連の研究者になった道筋を振り返り、その方策を考える塾です。今日は、私の亡き父への感謝の言葉からです。
 兄貴が小学6年生の頃、学研の科学と学習をとっていました。でも、兄はその付録にあまり興味がなかったのか、結構そのまま小学1年生の私に与えてくれました。印象に残っているのは、手作りモーターと、水質検査キットでした。近くの樋井川から川の水を汲んできて分析をしていたのを覚えています。ネスラー試薬とやらで川の水に意外とアンモニア成分が多かったことを覚えています。また、塩分もありました。
 これを見た父親は、本格的なフラスコ、ガラス管、アルコールランプを買ってきてくれました。鰹節を蒸し焼きにしてアンモニアを発生させるためです。ガラス器具を用いた実験。あなたの小学1年生の子供さんにやらせることできますか?うちなら、そんなの危ない、といってさせないかも。なぜ小学1年生の私のために親があんなもの買ってきたのか、今考えると、すごい教育だなぁと感動してしまいます。あのときは確かに危ないこともありました。火がついてるアルコールランプの芯の所をピンセットでつまみ出すと、ポン!とすごい音がして芯が飛んでいきました。そうです、下のアルコールだめにある気化ガスに引火したのです。あーーびっくりした。
 それから、鰹節をいぶすのには、フラスコにゴム栓をして、そのゴム栓には曲がったガラスを差し込まなくてはなりません。曲がったガラス管って、曲がったところが弱いもので、その管をゴム栓の穴にごしごし、きゅっきゅっと入れているときに、そのL字のところがおれて、掌に突き刺さりました。すごく切れが良かったです(涙)。掌の真ん中あたりまで突き刺さりました。突き抜けはしませんでしたけどね(汗)。
 こんなことあっても、親は特別に警戒しませんでした。私もけがを親には過小報告しましたがー(笑)。
この出来事、小学校1年生の時のお話でした。

by えびせん 

皆さんこんにちは。管理者のえびせんです。

2005年03月21日 | Weblog
皆さんこんにちは。管理者の「えびせん」と申します。男性で四十半ばで公務員です。
このブログを開設した理由は、最近の少子化と理科離れが、10~20年後に極めて日本経済に致命的になると感じているからです。もっと我々研究者は小学生から理科好きな子供たちを育てていかなければならないと感じてやみません。でも、うちの息子もそうですが、興味の第1はテレビゲーム。これは大きな障壁になっています。そこで考えたのですが、理科好きを育てるゲームの設計です。昔、私は(幼稚園の頃)、エビオスという薬の蓋にゴミを詰めて、それを足につけて火をつければ、本当に空を飛べると思い、広場で一人実験をしたことがあります。そう、これは鉄人28号になりたかったのです。幼稚園の絵にはいつも鉄人28号が登場していました。正太郎(漢字が違うかも)の持つリモコンのアンテナから見える可視化された電波は、私の小学校の絵日記にも登場しています。先生に、「電波は見えないものだ」といわれ、それからしぶしぶ可視化された稲妻のような電波は書かなくなりました。そう、あれは小学校1年の時の絵日記です。担任の先生は中村先生。体格のいい女性です。餃子は15個食べると自慢していました(あの体格だからなー笑)。ところで、鉄人は高速で飛ぶので、足ははっきりと見えず、かすんでいます。だから私の絵に登場する鉄人の両足もはっきり書きませんでした。これは幼稚園の時です。カトリック幼稚園だったせいか足を書かないことに何か気にかかったところがあったようです。障害者に関する教育をいつもしていました。
 話は戻りまして、一人の科学者が発生するには、このような漫画や遊びでのトライアルが基になっています。このような心の育成を、これからの子供にどのようにしていったらよいかが私の課題です。
 資源のない日本には人材の資源しか頼るところがありません。ゆとり教育のしっぺ返しは、もうそこまできています。学生の質の低下を止めなくてはいけません。
 理科好き子供をつくるゲームや遊びを、どんどん作っていきましょう。そういうお話をするブログです。宜しくお願いします。
まとまりのない話でごめんなさい

管理者:えびせん