Pochi's Diary

Pochiの趣味に関することや気になったことを、気まぐれで書いていきます!

雷撃隊出動

2014-01-12 14:16:00 | 特撮・SF
DVD紹介の4本目は、1944年公開の「雷撃隊出動」ですsymbol5 監督は山本嘉次郎で、「ハワイ・マレー沖海戦」、「加藤隼戦闘隊」と合わせて戦争三部作とも呼ばれていますpeace



まず“情報局 国民映画”とのテロップの後、東宝マーク、タイトルが表示されます。タイトルは横書きで、右から左へ書くものです。



その後、“企画 大本営海軍報道部”、“後援 海軍省”と続き、スタッフ、キャストのクレジットはありません。

内容は、雷撃の神様として知られサンカミと呼ばれる三上、村上、川上の3人の視点を通じて、太平洋戦争末期の疲弊困窮した状態が描かれています。戦意昂揚映画でありながら、讃美歌が流れたり、トランプをするシーンがあったりと、当時よく公開できたなと思ってしまいますbikkuri

とは言え、クライマックスの戦闘シーンでは当時の状況を反映して特攻が用いられており、夜間シーンのため見づらい部分もありますが、見事な映像となっています。





見方によれば反戦映画ともいえる内容なので、是非一度ご覧になってくださいkirakira


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加藤隼戦闘隊

2014-01-06 18:52:00 | 特撮・SF
DVD紹介の3本目は、1944年(昭和19年)公開の「加藤隼戦闘隊」ですexclamation2 監督は「ハワイ・マレー沖海戦」と同じく山本嘉次郎。



戦局が悪化している時期の作品なので、冒頭に『撃ちてし止まむ』というクレジットが入り、東宝マークとなり、タイトルが表示されます。



タイトルは横書きで、右から左へ書くもので、時代を感じます。その後、情報局選定 国民映画、後援 陸軍省と続きます。スタッフ、キャストのクレジットはありません。

内容は、太平洋戦争初期に活躍した加藤建夫陸軍中佐率いる飛行戦隊の活躍を描いたもので、豪放磊落で部下思い、洒落っ気や茶目っ気のある名指揮官で名パイロットの加藤中佐の人物像が伝わってくる作品です。

セミ・ドキュメンタリー作品のため、実機を使った撮影と特撮シーンが組み合わされ、飛行場の空爆シーンは見事な映像になっていますbikkuri





戦意昂揚映画ではありますが、現役日本軍機の実機が数多く登場するので、貴重な記録映画とも言えると思います。


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年賀状

2014-01-03 20:28:00 | 渡辺美里
渡辺美里さんの公式FCから年賀状が元日に届きましたsymbol7



面白みに欠けるデザインですが、11月にミュージカル「アリス・イン・ワンダーランド」出演決定との案内がありましたkirakira ミュージカルは好きではないので、たぶん見に行かないと思いますdokuro
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ハワイ・マレー沖海戦

2014-01-02 15:47:00 | 特撮・SF
DVD紹介の2本目は、1942年(昭和17年)公開の「ハワイ・マレー沖海戦」です。日本映画初の本格的特撮映画として、今では高く評価されている作品で、監督は山本嘉次郎です。



正式なタイトルクレジットは「ハワイマレー沖海戦」で、“・”は入っていませんが、真珠湾とマレー半島沖の奇襲攻撃の大戦果を受けて製作されたものですので、“・”がないと意味が通じませんねase



戦意昂揚のための国策映画なので、冒頭から『一億で背負へ誉の家と人』のテロップが表示され、海軍省検閲済、東宝マーク、タイトル、後援 海軍省、企画 大本営海軍報道部と続きます。スタッフやキャストのクレジットはなく、downのようなクレジットが流れますbikkuri



時代とはいえ、ちょっと不思議な感覚です。

作品の前半では、海軍のパイロットを目指す予科練での生活が詳細に描かれています。海軍精神を叩き込まれた少年が厳しい訓練を耐え抜き、一人前のパイロットに成長するという内容です。

そして、その初陣が真珠湾攻撃に決まり、作品後半は円谷特撮の有名なシーンの連続となります。





参考となる資料が海軍からほとんど提供されない中で撮影された特撮シーンは、確かに見事な内容ですが、戦後、この映像を見たGHQが「攻撃シーンはすべて実戦の実写記録フィルムだ」と思ったというのは、少々大げさな気がします。

エンドロールでは、完マークが出て黒バックとなった後も軍艦マーチが流れ、戦意昂揚効果を意識したものとなっています。


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燃ゆる大空

2014-01-01 14:58:00 | 特撮・SF
明けましておめでとうございますexclamation2

この年末年始は暦の並びが良く、しかも1月に休日出勤が続くための振替もあって、11連休という長期休暇ですpeace ただ諸事情により遠出ができず、恒例の新春ライブもないため、昨年購入したDVDをじっくり鑑賞したりして、のんびりと過ごしていますtv

ということで、年末年始に見たDVDを少し紹介していこうと思いますsymbol5

まず1本目ですが、1940年(昭和15年)公開の「燃ゆる大空」という作品です。何でこんな古い作品をと思うでしょうが、実は円谷英二監督のファンでして、東宝作品のDVDが期間限定プライスということで、税抜4,500円→2,500円と値下げされたので、戦前の4作品を年末に購入してしまいました。



戦意昂揚を目的とした国策映画ですので、いきなり冒頭に『陸軍省検閲済』とテロップが出て、東宝マークの後、後援 陸軍省、監修 陸軍航空本部と続くのには驚きました。タイトルにも“皇紀二千六百年記念映画”とクレジットされています。監督は阿部豊です。



日中戦争での航空部隊の活躍や陸軍少年飛行兵出身の下士官達の成長を描いた作品で、セリフの端々に時代を感じさせるものがありますが、露骨な好戦映画にはなっていないという印象です。

円谷英二監督は、圓谷英一名義で特殊技術撮影とクレジットされ、スクリーンプロセスや戦闘機の不時着シーン等で力を見せていますkirakira2





なお、現存するフィルムは戦地慰問用の短縮版(102分)で、全長版(137分)は現存していないようです。ネガ原版を切り刻んで短縮版を作成したという話もありますが、実際のところはどうなのでしょうかquestion2

ちなみに自分は今年、年男ですpeace 本年もよろしくお願いいたしますkirakira


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