facciamo la musica! & Studium in Deutschland

足繁く通う演奏会の感想等でクラシック音楽を追求/面白すぎる台湾/イタリアやドイツの旅日記/「ドイツ留学相談室」併設

五峰旗瀑布 ~礁渓温泉から3つの滝を訪ねる~

2018年03月22日 | おもしろすぎる台湾
2016年3月26日(土)

朝、目が覚めたらカーテンから陽光が漏れていた。「晴れ?」天気予報では「曇り・寒冷」だったが、予報が外れて絶好のハイキング日和となった。

せっかくの温泉旅館なので朝風呂に浸かってから滝を巡るハイキングに出発!目差す滝は五峰旗瀑布という名瀑で、温泉街から少し距離はあるが、歩いて行くことができる。

昨日までの寒さとは打って変わって今日は暑い。滝では冷えると思って着込んできた服を少し歩いたところで脱ぎ、Tシャツ1枚に。要所には滝があるエリア「五峰旗風景區」を示す標識があり、それに従って歩いて行った。そのうちハイキングコースに入ると思いきや、歩けど歩けど車道がどこまでも続く。緑はキレイだし、山々の眺めはいいけれど、日差しが強くて暑い。。

ようやく滝の入口の広場にやってきた。結局ここまでずっと車道歩きで1時間。広い駐車場と屋台が並んでいて結構な賑わい。車道を歩いてる人なんて見かけなかったので、ここまではみんな車やバスで来たんだろうな。


ここからはようやくイメージしていたような緑のなかのハイキングコースとなった。台湾のハイキングで楽しいのは、南国の珍しい植生や鳥が見られること。早速、ヤシの木に別の植物が生えているこんな面白い木があった。


コースに入って間もなくした頃、石段の遊歩道上に東屋があり、連なる峰々と緑の風景に溶け込んでいた。「五峰旗風景區」に入ったことを実感。


森の中のハイキング、鳥の鳴き声に渓流のせせらぎの音も聴こえてきて、マイナスイオンが降り注ぐのを感じる。せせらぎの音がだんだん大きくなってきて、小規模だけどいい感じの滝にやって来た。水しぶきが勢いよく上がっていた。


この巨大な葉っぱ、台湾のハイキングではよく見かける。


15分ほど歩いたところで、石段を登った先に五峰旗瀑布の第三層瀑布(三ノ滝)が現れた。これはなかなか立派だ。



羽が七色に輝くキレイな鳥に出会った!



五峰旗瀑布は第一から第三までの3つの滝で構成されていて、上へ行くに従って第3、第2と進んで行く。三ノ滝から約15分で第二層瀑布(二ノ滝)に到着。これは落差が大きくて力強く美しい滝。高さは約30メートル。滝の前では大勢のハイカーが写真撮影していた。


滝を眺められる東屋で一休み…


さて、つぎは五峰旗瀑布で最奥にして最大の第一層瀑布(一ノ滝)だ。「450m」という標識に従って石段を歩いて行ったら、聖母堂との分岐のところで、滝へ向かう道が「落石のため閉鎖」と出ているではないか。。! これにはガッカリ。。仕方なく聖母堂へ向かった。

すぐに聖母堂に到着した。山の中の大きな広場(聖母朝聖地)に、円形の聖堂がひっそりと建っていた。「旅々台北」によれば、ここでマリア様が登山者を救ったという伝説があって、聖母マリアが祀られているそうだ。


明るい色の大理石と木で作られた聖堂内部は、清楚な優しさをたたえていた。



広場に植えられた花にやって来たアゲハ


向かいの山に、行こうと思っていた第一層瀑布(一ノ滝)を見ることができた。落差は50メートルというからかなりの規模。水量も多く迫力がありそう。行けないのは残念だが、遠くからでも見ることができてよかった。


二ノ滝まで戻ってここでゆっくり過ごした。来るときに買った宜蘭トマトにかぶりつく。ジューシーでうまい!


ホテルの近くのお店で買った温泉餅と、宜蘭名物のネギを使った葱クッキーを食べながら滝をスケッチ。滝のそばは風があって寒くなった。


南国の植物や野鳥を眺めながら、ゆっくりと来た道を戻る。




車道に出てからの歩きは、来るときよりいろいろなものが目に留まって楽しかった。セキレイがすぐ近くを跳ねまわっていた。


礁渓温泉の温泉街に戻って来た。温泉旅館が並ぶ様子は熱海みたい!


ここにも店先にオウムがいた。カラフルででかい。



羽を大きく膨らませて興奮状態!



このオウム、娘が挑発すると、娘の髪の毛に噛みついてきた。なんだか迫力!


初日に行った湯囲溝公園に再び立ち寄り、葱油餅を買って食べながらまた足湯に浸かった。

そのあと、もう一つの公園、礁渓温泉公園にも行ってみた。細長い湯囲溝公園に比べて、ゆったりとして広い。ここにも大きな足湯施設があり、大勢の人達が足湯を楽しんでいた。台湾人も温泉好きなんだな。


この公園内にも屋内入浴施設がある。「森林風呂」という名の日帰り温泉は、大きな招き猫がお出迎え。風情がある。ここは男女別で裸で入るそうだが、もしかしてやっぱりみんな水着着ちゃってるかもね。


緑が多い園内には日本風の回遊式庭園や池もあり、アヒルがのんびりと泳いでいた。


公園を出ても至るところに温泉がある。ホテルのエントランスにも足湯が…


ホテルに戻り、荷物をピックアップして、バスで台北へ向かった。礁渓温泉から台北は、台湾第2の高峰「雪山」に2004年に出来た雪山トンネルを通れば、バスで1時間の距離のはずなのだが、渋滞で倍もかかってしまった。

台北では、ドイツ人のゲリットさんと台湾人のユーチャンさん夫婦と食事をする約束をしていたのに、待ち合わせに大幅に遅刻。それでも僕たちをずっと待っていてくれて(本当にゴメンナサイ。。)、小籠包で有名なお店「杭州湯包」に招待してくれ、楽しく美味しい時間を過ごした。

その後、二人の広くて新しくてピカピカで、ドイツみたいなお住まいにもよんでくれてティータイム。美味しい烏龍茶にお菓子やフルーツを出してくれて、楽しいひと時だった。


礁渓温泉「温泉魚」、宜蘭街歩き1「石敢当巡り」
宜蘭街歩き2、炭酸泉の湧く蘇澳
台北市街に歴史の面影を訪ねる
七星山 ~首都台北に聳える最高峰に登る~
台北のリノベスポット 迪化街、松山文創園区。スマホ紛失。。!
優しい台湾 ~三峡で出会ったおじいさん(台湾人の優しさを考える)~
おもしろすぎる台湾

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 松井亜希 ソプラノリサイタル | トップ |  #イルカのペンダントトップ ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

おもしろすぎる台湾」カテゴリの最新記事