12月13日(日)矢野顕子さとがえるコンサート2020
~NHKホール~
【バンド】g:佐橋佳幸/b:小原礼/ds:林立夫
セットリスト
バナナが好き
クリームシチュー
ふりむけばカエル
愛を告げる小鳥
春咲小紅
Paper Doll
PRAYER
H.O.S.(バンド演奏)
When We're In Space
大家さんと僕
遠い星、光の旅(新曲)
また会おね
津軽海峡・冬景色
ラーメンたべたい
ひとつだけ
アンコール
ごはんができたよ
Greenfields
毎年夫婦で聴きに行っている矢野顕子のさとがえるコンサート、いつもの時期にお知らせが届かないのでどうなるかと気を揉んでいたら、10月過ぎにチケット先行発売情報が来た。今年もさとがえるコンサートが聴けるんだ!
50%限定の客席は満席。今までで一番いい1階センターだった(ポップス系のコンサートは席が選べないのはなぜ?)。入口のチラシ配布も、ホワイエのグッズ販売もなく寂しい雰囲気だったが、中味は熱くて親密で心に残るライブになった。
おなじみのメンバーと登場したアッコさんは黄色のドレス姿。最初の2曲を歌ったあと、聴衆に語りかける場面で涙。。今回はツアーは行わず、NHKホールでのたった一回のコンサートのために帰国後の隔離を経てステージに立ち、1500人のお客さんの拍手を浴びた気持ち、すごくわかる。「泣いちゃダメだね。」と云ったあとはいつものアッコさん。でもいつも熱く宣伝するグッズ(今回はネット販売限定)のことは触れず、ジョークも控え目。その分、余分にアッコさんのパフォーマンスが心に迫ってきた。
古い歌から未発表のできたての新曲まで、最近は「トシのせい」と言って設けていた休憩時間も、恐らくコロナ対策で設けずたっぷり2時間、バンドメンバーだけで演奏したH.O.S.以外は歌いっぱなし。高音もビンビンと聴かせてエネルギッシュでかつ心温まる歌を次々と披露。愛用のベヒシュタインのピアノと、電子キーボードを時には同時に使って、バンドとともに大暴れしたり、独りピアノと共に語ったり…
Prayerでは高い声が外れてしまって心配したけれど、この詩にアッコさんが込めた思いと今の気持ちがリンクし過ぎたせいだろう。アッコさんの歌には心があったかくなって、人恋しくなって、元気がもらえて、明日も頑張ろうと思えるものが沢山あるが、今夜はそんな歌が特に多かった。「大家さんと僕」もあのほんわかしたアニメを思い出してジーンと来たな~ 「ひとつだけ」は、いつもはもっとしんみりと聴かせるけれど、今夜はやたらと元気いっぱいだった。これはアッコさんからのエールの波なのかも。
「津軽海峡冬景色」を聴いて思った。絶唱から次の瞬間にはささやくように小声で歌う。外に向かっていた叫びが、一気に内面の深いところへ向かい、聴き手をそこへ引き込む。この曲に限らずアッコさんの歌はこの変わり身が多い。聴き手を外の世界から内なる世界へ引き込むマジックだ。いろいろなことに気づかせてくれたライブだった。歌に合わせて投影されたプロジェクションマッピングもキレイだった。
アンコールを求める手拍子に合わせて手を叩くのはやっぱりライブならではの一体感。歌ってくれた2曲も心に沁みた。「みんなで記念写真撮りましょう!」と、客席をバックにアッコさんたちと写真に納まった(かな?)。これ、どこかに公開してくれないかなぁ。(→後日、Twitterにアップされていた写真を拝借して以下に追加)最後は出演者がビニール手袋をはめてみんな手を取り合ってお客さんに挨拶。会場はスタンディングオベーション。心がポカポカと温かくなる25回目のさとがえるコンサートが終わった。
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矢野顕子さとがえるコンサート2019 ~2019.12.8 NHKホール~
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クリームシチュー
ふりむけばカエル
愛を告げる小鳥
春咲小紅
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PRAYER
H.O.S.(バンド演奏)
When We're In Space
大家さんと僕
遠い星、光の旅(新曲)
また会おね
津軽海峡・冬景色
ラーメンたべたい
ひとつだけ
アンコール
ごはんができたよ
Greenfields
毎年夫婦で聴きに行っている矢野顕子のさとがえるコンサート、いつもの時期にお知らせが届かないのでどうなるかと気を揉んでいたら、10月過ぎにチケット先行発売情報が来た。今年もさとがえるコンサートが聴けるんだ!
50%限定の客席は満席。今までで一番いい1階センターだった(ポップス系のコンサートは席が選べないのはなぜ?)。入口のチラシ配布も、ホワイエのグッズ販売もなく寂しい雰囲気だったが、中味は熱くて親密で心に残るライブになった。
おなじみのメンバーと登場したアッコさんは黄色のドレス姿。最初の2曲を歌ったあと、聴衆に語りかける場面で涙。。今回はツアーは行わず、NHKホールでのたった一回のコンサートのために帰国後の隔離を経てステージに立ち、1500人のお客さんの拍手を浴びた気持ち、すごくわかる。「泣いちゃダメだね。」と云ったあとはいつものアッコさん。でもいつも熱く宣伝するグッズ(今回はネット販売限定)のことは触れず、ジョークも控え目。その分、余分にアッコさんのパフォーマンスが心に迫ってきた。
古い歌から未発表のできたての新曲まで、最近は「トシのせい」と言って設けていた休憩時間も、恐らくコロナ対策で設けずたっぷり2時間、バンドメンバーだけで演奏したH.O.S.以外は歌いっぱなし。高音もビンビンと聴かせてエネルギッシュでかつ心温まる歌を次々と披露。愛用のベヒシュタインのピアノと、電子キーボードを時には同時に使って、バンドとともに大暴れしたり、独りピアノと共に語ったり…
Prayerでは高い声が外れてしまって心配したけれど、この詩にアッコさんが込めた思いと今の気持ちがリンクし過ぎたせいだろう。アッコさんの歌には心があったかくなって、人恋しくなって、元気がもらえて、明日も頑張ろうと思えるものが沢山あるが、今夜はそんな歌が特に多かった。「大家さんと僕」もあのほんわかしたアニメを思い出してジーンと来たな~ 「ひとつだけ」は、いつもはもっとしんみりと聴かせるけれど、今夜はやたらと元気いっぱいだった。これはアッコさんからのエールの波なのかも。
「津軽海峡冬景色」を聴いて思った。絶唱から次の瞬間にはささやくように小声で歌う。外に向かっていた叫びが、一気に内面の深いところへ向かい、聴き手をそこへ引き込む。この曲に限らずアッコさんの歌はこの変わり身が多い。聴き手を外の世界から内なる世界へ引き込むマジックだ。いろいろなことに気づかせてくれたライブだった。歌に合わせて投影されたプロジェクションマッピングもキレイだった。
アンコールを求める手拍子に合わせて手を叩くのはやっぱりライブならではの一体感。歌ってくれた2曲も心に沁みた。「みんなで記念写真撮りましょう!」と、客席をバックにアッコさんたちと写真に納まった(かな?)。これ、どこかに公開してくれないかなぁ。(→後日、Twitterにアップされていた写真を拝借して以下に追加)最後は出演者がビニール手袋をはめてみんな手を取り合ってお客さんに挨拶。会場はスタンディングオベーション。心がポカポカと温かくなる25回目のさとがえるコンサートが終わった。
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矢野顕子さとがえるコンサート2019 ~2019.12.8 NHKホール~
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コメントありがとうございます。
ご紹介いただいた投稿文、あちこちで頷きながら読みました。
素晴らしかったライブの記憶がよみがえりました
今年の東京での「さとがえる」はNHKホールが改修工事でどうなるかわかりませんが、機会があれば是非聴きにいらしてください。