2018年3月18日(日)
朝から晴天!今日は初めて台湾を訪れたときから20年来の仲良しの台湾人の友人で埔里(プーリー)にいるYOYOさんに会いに行き、彼女が働いている埔里の博物館を案内してもらう。
いつもの朝ごはん屋さん(永和豆漿)で朝食を済ませてからまずは中山の行きつけのお茶屋さん(新純香)を訪ね、お店の人とおしゃべりを楽しみながら美味しいお茶菓子を頂き、ゆっくりとお茶を試飲して買い物を楽しみ、更に「孤独のグルメ」で紹介された迪化街にある永楽但子麵で鶏肉飯を食べ、周辺でもお買い物。やること多し!
一旦ホテルに荷物を置いてからいよいよ高鐵(台湾新幹線)で台中へ。車中では台北駅ナカの「50嵐」で買った珍珠奶茶(タピオカミルクティー)を飲む(食べる?)。台湾に来ると食べたいものが沢山ありすぎて困ってしまう。
新幹線は速い!時速表示は296キロ。47分で台中に着いた。
車で迎えに来てくれたYOYOさんと3年ぶりの喜びの再会。車に乗せてもらい高速道で埔里へ。山がたくさん見えてきた。
高速道を降りて埔里の街中を抜け、更に走って行くと益々山深くなってきた。そんな山奥に忽然と巨大な建造物が姿を現した。
中台世界博物館
「着いたよ~」とYOYOさん。YOYOさんが勤めている「中台世界博物館」は広い敷地に荘重な雰囲気を漂わせ、圧倒的なスケールの堂々たる建築だ。最小18mmのズームレンズでは入りきらない。
YOYOさんと入館。エントランスも壮観!笑顔で迎えてくれた仕事仲間の一人に写真を撮ってもらった。但し、この先は撮影禁止。
荷物をロッカーに預け、YOYOさんの案内で館内を巡った。2年前に完成したという博物館はどこもピッカピカでとにかく広い。ここは敷地内にある仏教寺院、中台禅寺の附属施設で、西暦400年ぐらいからの中国、インド、ネパールなどの仏像や石碑、美術品など仏教に関連した見事な展示品が並ぶ。仏像は巨大なものがたくさん。日本の展示品のコーナーもあった。
展示だけではない。360度のスクリーンを持つサラウンドシアターがあって、展示物の童子がリアルなキャラクターになり、博物館の展示物を物語風に体験させてくれたり、夥しい数の拓本の展示に記されているいくつもの「福」と同じ文字を台紙から見つけ、シールを貼って回るゲームをやったり、修行僧の部屋が実物大に復元されていたり… デジタルで拓本を取るコーナーでは拓本の転写を実体験でき、出来上がった拓本の画像を自分のメアドに送ることも出来た。それがこちら。
素晴らしい展示物と趣向を凝らしたアトラクションを楽しみながら3つのフロアを廻っていたら早くも2時間が過ぎた。全部観ようとしたら「まる1日あっても足りない」とYOYOさん。展示はここだけでなく別館もありそちらも覗いたが、30分もしないうちに閉館時間が来てしまった。
そのあと敷地内にある中台禅寺へ。敷地内と云っても下の写真の遠方に見える塔のあるお寺なので車で。
クリックで拡大
中台禅寺
こちらも外観の大きさに圧倒され、内部も巨大。こんな大きな寺院はヴァチカンのサンピエトロ寺院ぐらいしか知らない。それもそのはず、世界最大の仏教寺院だそうだ。ただデカいだけではない。台湾建築賞や国際照明デザイン賞なども受賞していて、建築やインテリアとしての高い評価も得ている。落成は2001年。
お寺のなかでは会話禁止で静寂が支配していた。博物館ではたくさん説明してくれたYOYOさんもこちらでは一言も発せずジェスチャーのみ。首殿にあたる四天王殿では四天王の巨像たちが出迎えてくれる。
こちらは正殿にあたる大雄宝殿。中央に鎮座するお釈迦様と左右で護る十大弟子の阿難と迦葉の立像。参拝者は静かに、熱心に祈りを奉げていた。
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お寺からテラスに出ると南国の樹木に覆われた風景が広がっていた。こんなジャングルのなかにこれほど大規模な寺院や附属施設が建てられたのは、現世からできるだけ離れた環境を求めたからだろうか。それにしてもこのスケールとスピリチュアルなパワーの大きさ、もし知らない人にいきなりここに連れて来られたらちょっと怖くなってしまったかも知れない。
蓮の花が浮かぶ池は彼岸のよう。
お寺の素食レストラン
間もなくお寺も閉門。「食事にしましょうか!」山のなかにあるお寺が経営するYOYOさんおススメのレストランへ。円卓を囲んで美味しく楽しい夕食タイムとなった。
注文はYOYOさんにお任せ。色鮮やかで盛りつけも美しい料理が次々と運ばれてきた。料理は全て「素食(スーシー)」。台湾では街中を歩いていても「素食」の看板を掲げたお店をよく見かけるが、これはベジタリアン料理のこと。宗教上の理由だけでなく素食を楽しむ人が台湾には多い。
ここはお寺のお坊さんや信者向けのいわゆる精進料理のレストランということだが、こんな多彩な料理が全部素食というのは驚き。どれも上品な味で美味しく、お肉を食べてる気分になるパンチの効いた料理もありバラエティーに富んでいた。
ドイツから輸入した「モルツ」はもちろんノンアルコール。
この他、飲み物で僕が好きな酸梅湯(薬膳梅ジュース)と息子がオレンジジュースを頼んだら、どちらも大きなピッチャーで登場。メニューに「一壺」とあったのはピッチャーのことだったんだー。とてもこの場では飲みきれないくらい大きかった。
楽しい時間はあっという間に過ぎて閉店時間となった。料理も飲み物も本当に美味しかったが、ボリュームもなかなかで食べ(飲み)きれず・・・ でもここでは残すことは厳禁!残った料理や飲み物は全てお持ち帰りとなった。台湾ではどんなお店でも頼めば持ち帰り用にしてくれるが、残すことが許されないのはさすがお寺のレストランだ。
YOYOさんの車で台中駅へ。途中埔里の街ではYOYOさんが勉強しているという学校を車窓から見せてもらった。埔里の街中は夜市が出たりして楽しそう。
高鐵台中站まで送ってもらい惜しみつつYOYOさんとお別れ。またまた食事もご馳走になってしまいお土産もたくさん頂いて至れり尽くせりの歓待をしてもらった。YOYOさんはこれからまた1時間近くかけて帰宅する。お迎えと見送りで計4時間近くも車を走らせてタイヘンだなぁ・・・ 不好意思・・・本当にありがとう!
乗車前に台中名物で好物の太陽餅を買い、予約しておいた新幹線で台北へ帰った。充実の一日。
【メニュー】台湾旅行2018(知本温泉・鹿野・台東・埔里・台北)
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朝から晴天!今日は初めて台湾を訪れたときから20年来の仲良しの台湾人の友人で埔里(プーリー)にいるYOYOさんに会いに行き、彼女が働いている埔里の博物館を案内してもらう。
いつもの朝ごはん屋さん(永和豆漿)で朝食を済ませてからまずは中山の行きつけのお茶屋さん(新純香)を訪ね、お店の人とおしゃべりを楽しみながら美味しいお茶菓子を頂き、ゆっくりとお茶を試飲して買い物を楽しみ、更に「孤独のグルメ」で紹介された迪化街にある永楽但子麵で鶏肉飯を食べ、周辺でもお買い物。やること多し!
一旦ホテルに荷物を置いてからいよいよ高鐵(台湾新幹線)で台中へ。車中では台北駅ナカの「50嵐」で買った珍珠奶茶(タピオカミルクティー)を飲む(食べる?)。台湾に来ると食べたいものが沢山ありすぎて困ってしまう。
新幹線は速い!時速表示は296キロ。47分で台中に着いた。
車で迎えに来てくれたYOYOさんと3年ぶりの喜びの再会。車に乗せてもらい高速道で埔里へ。山がたくさん見えてきた。
高速道を降りて埔里の街中を抜け、更に走って行くと益々山深くなってきた。そんな山奥に忽然と巨大な建造物が姿を現した。
中台世界博物館
「着いたよ~」とYOYOさん。YOYOさんが勤めている「中台世界博物館」は広い敷地に荘重な雰囲気を漂わせ、圧倒的なスケールの堂々たる建築だ。最小18mmのズームレンズでは入りきらない。
YOYOさんと入館。エントランスも壮観!笑顔で迎えてくれた仕事仲間の一人に写真を撮ってもらった。但し、この先は撮影禁止。
荷物をロッカーに預け、YOYOさんの案内で館内を巡った。2年前に完成したという博物館はどこもピッカピカでとにかく広い。ここは敷地内にある仏教寺院、中台禅寺の附属施設で、西暦400年ぐらいからの中国、インド、ネパールなどの仏像や石碑、美術品など仏教に関連した見事な展示品が並ぶ。仏像は巨大なものがたくさん。日本の展示品のコーナーもあった。
展示だけではない。360度のスクリーンを持つサラウンドシアターがあって、展示物の童子がリアルなキャラクターになり、博物館の展示物を物語風に体験させてくれたり、夥しい数の拓本の展示に記されているいくつもの「福」と同じ文字を台紙から見つけ、シールを貼って回るゲームをやったり、修行僧の部屋が実物大に復元されていたり… デジタルで拓本を取るコーナーでは拓本の転写を実体験でき、出来上がった拓本の画像を自分のメアドに送ることも出来た。それがこちら。
素晴らしい展示物と趣向を凝らしたアトラクションを楽しみながら3つのフロアを廻っていたら早くも2時間が過ぎた。全部観ようとしたら「まる1日あっても足りない」とYOYOさん。展示はここだけでなく別館もありそちらも覗いたが、30分もしないうちに閉館時間が来てしまった。
そのあと敷地内にある中台禅寺へ。敷地内と云っても下の写真の遠方に見える塔のあるお寺なので車で。
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中台禅寺
こちらも外観の大きさに圧倒され、内部も巨大。こんな大きな寺院はヴァチカンのサンピエトロ寺院ぐらいしか知らない。それもそのはず、世界最大の仏教寺院だそうだ。ただデカいだけではない。台湾建築賞や国際照明デザイン賞なども受賞していて、建築やインテリアとしての高い評価も得ている。落成は2001年。
お寺のなかでは会話禁止で静寂が支配していた。博物館ではたくさん説明してくれたYOYOさんもこちらでは一言も発せずジェスチャーのみ。首殿にあたる四天王殿では四天王の巨像たちが出迎えてくれる。
こちらは正殿にあたる大雄宝殿。中央に鎮座するお釈迦様と左右で護る十大弟子の阿難と迦葉の立像。参拝者は静かに、熱心に祈りを奉げていた。
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お寺からテラスに出ると南国の樹木に覆われた風景が広がっていた。こんなジャングルのなかにこれほど大規模な寺院や附属施設が建てられたのは、現世からできるだけ離れた環境を求めたからだろうか。それにしてもこのスケールとスピリチュアルなパワーの大きさ、もし知らない人にいきなりここに連れて来られたらちょっと怖くなってしまったかも知れない。
蓮の花が浮かぶ池は彼岸のよう。
お寺の素食レストラン
間もなくお寺も閉門。「食事にしましょうか!」山のなかにあるお寺が経営するYOYOさんおススメのレストランへ。円卓を囲んで美味しく楽しい夕食タイムとなった。
注文はYOYOさんにお任せ。色鮮やかで盛りつけも美しい料理が次々と運ばれてきた。料理は全て「素食(スーシー)」。台湾では街中を歩いていても「素食」の看板を掲げたお店をよく見かけるが、これはベジタリアン料理のこと。宗教上の理由だけでなく素食を楽しむ人が台湾には多い。
ここはお寺のお坊さんや信者向けのいわゆる精進料理のレストランということだが、こんな多彩な料理が全部素食というのは驚き。どれも上品な味で美味しく、お肉を食べてる気分になるパンチの効いた料理もありバラエティーに富んでいた。
この他、飲み物で僕が好きな酸梅湯(薬膳梅ジュース)と息子がオレンジジュースを頼んだら、どちらも大きなピッチャーで登場。メニューに「一壺」とあったのはピッチャーのことだったんだー。とてもこの場では飲みきれないくらい大きかった。
楽しい時間はあっという間に過ぎて閉店時間となった。料理も飲み物も本当に美味しかったが、ボリュームもなかなかで食べ(飲み)きれず・・・ でもここでは残すことは厳禁!残った料理や飲み物は全てお持ち帰りとなった。台湾ではどんなお店でも頼めば持ち帰り用にしてくれるが、残すことが許されないのはさすがお寺のレストランだ。
YOYOさんの車で台中駅へ。途中埔里の街ではYOYOさんが勉強しているという学校を車窓から見せてもらった。埔里の街中は夜市が出たりして楽しそう。
高鐵台中站まで送ってもらい惜しみつつYOYOさんとお別れ。またまた食事もご馳走になってしまいお土産もたくさん頂いて至れり尽くせりの歓待をしてもらった。YOYOさんはこれからまた1時間近くかけて帰宅する。お迎えと見送りで計4時間近くも車を走らせてタイヘンだなぁ・・・ 不好意思・・・本当にありがとう!
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