少し前のクリスマス
同僚と三人で食事会。
笑顔が可愛い、気のつくいい後輩
ハードな部署だったからまわりとの関係は世知辛い状態
ところが仕事が急に入っても根気強く頑張ってる子だった。
そんな彼女を応援したくてお茶誘ってみたり。状況が変わらなくても「一人じゃない」って思って欲しかった
ある日めずらしく彼女から誘われ一杯飲みに
病気ために退職を決めたことを私に話してくれた。
理由は別にあるのかとも思ったけど引き留めるほどの魅力ある会社でもない
残念だけどあきらめた
その後自分も支店を異動してしまい残業続きの毎日。
退職の時に交わしたまた会おうという約束も『落ち着いたらね』のあてのないメールのやりとりだけとなった
彼女から検査入院することや自宅にいることなどをメールで知っていながら、その時はさほど深刻に受け止めていなかった。
次第にメールの間隔が空き、自分が返メを忘れてたことに気がついたころにはちょっと今さらなぁというぐらい経過していた
もうどこかで仕事に復帰してるんかな
ちょうど年末で年賀状で「調子はどう?」と送ってみた
一ヶ月ほど経ってから返信のハガキが届いた。あれ、名前に「子」ってついたっけ?と思いながら裏返した。
『○○は昨年9月に亡くなりました』
え。
私は今まで何してたんだろう。
彼女から退職を告げられたときの顔を思い出した。彼女なりに微笑んだ表情に違和感を感じていたはずだろ?
なんでもっとちゃんと受け止めてあげへんかったんや。
自分の仕事が忙しいなんて理由で返事をしていなかった時、彼女は生きるためにとんでもなく大変な思いをしていたんだ。
後悔しても彼女はもうこの世界にはいない。
何かの折に上司に一度
「忙しいという漢字は心を亡くすって書くねんで」と言われたことがある
忙しいで私は思いやる心を亡くしてしまっていた。
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