癒しの泉

もともとは映画好き、最近は舞台好き(特に宝塚♪)の趣味ブログ★宝塚の中では宙組の真風涼帆さんにハマってます!

太陽王の舞台演出に思う…

2014-05-21 08:32:45 | 星組「太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~」
太陽王の舞台…

思い返してみて、あの高揚感の理由を考えてみました…

おそらく、個人的にはモンテスパン夫人と黒ミサ、そしてムッシューの存在が大きいでしょう♪

あと、フィナーレね♪
これがあるのとないのとでは大違い。

今回一番悔やまれるのが、演出!
ここを変えるだけでもっと良くなると思う…

私の一番のモヤモヤポイントはなぜモリエールにあんなにもしゃべらせたのか?ということ。

ここからは完全に個人的な意見です。

私は映画や舞台という物語性のある芸術作品は、ナレーションに頼ってはならないと思います。

今回のモリエールは役でもありましたが、ほぼナレーター的立ち位置です。

映画演出の基本は、言葉ではなく映像で語れということです。
舞台もきっと近いものがあるんじゃないでしょうか?

役者の演技、台詞、ダンス、歌…

これだけの要素があれば状況説明のナレーションがなくても、観客は自然と自分の頭のなかでストーリーを作るのだから問題ないはず。

ナレーションはどうしても必要なときのみ使う最後の手段だと思います。
というか、そうあってほしい。
時間が収まりきらないとかね。

あと、主人公の心の声を伝えるとき
など。
分かりやすいのがコナンくんの中の工藤新一の声。

これもできればあまりやってほしくない。

ミステリーもの、謎解きものにはよくある手法ですけど、観客を作品世界にどっぷり浸らせたり、心情に訴えるような作品には不向きだと思ってます。

正直、これが誰で…どういうことをしていて…とか説明されなくても、台詞でわかるでしょ!と思わずにはいられない。

というか、自然と観客がわかるように台詞を作るべきです。
例えば、ルイ14世が「母上」といえばその人は母だし、「弟よ」といえば弟なんだから。
膝間付いているなら、相手の身分くらい想像がつく。

しかも、別に登場人物が出てくる最初に誰かわからなくてもいいと思う。
観客にこれは誰?と思わせるのも興味を引くポイントですし。

そんな当たり前のことをやらずにナレーションで語らせるのは正直惰性だと思う。

声を大にして言いたいのは、ストーリーテリングという名のナレーションに頼らないでほしい。

頼ってしまうと無機質な感じ、淡々とした感じが強くなってしまう。
やるならせめて、音楽にのせてくれないと、見てる方はつまんないですよ。

今回星組子の個性が光ってたからまだよかったけど、この演出方法は鬼門ですよ…

以上、言いたいこと終わり!


 


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