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奧穂~西穂縦走レポ2日目☆ 涸沢から穂高岳山荘へ

2013-08-19 02:12:17 | 登山

これはこのお盆の3日間に渡って、上高地から涸沢~奧穂~ジャンダルム~天狗岳~西穂~独標~西穂山荘を辿ったレポまとめになります。


2日目(8月14日 )
4:30AM


起床。周囲はテントだらけなので、目覚ましなくても4時すぎには起きられるとタカくくってましたら
案の定、起きることができました。8時から寝てたので8時間は寝たことになる。
途中一度も目覚めず☆が見れなかった(^^;



5:41AM


2996mに位置する穂高岳山荘に向け出発。ルートはキャンプ場(2300m)から涸沢ヒュッテの脇に入ってゆき、あとはマークを頼りに道なりに進んでいくだけ。
高度にして約700m上がることになります。



6:26AM


ザイテンに向けてのトラバース中、稜線を見上げてパチり。涸沢槍が見えます。日が昇ってきました。ヤバいくらいの快晴! 
こりゃ早く登ってしまわないと、日照りにやられペースが落ちてしまう。。
左側に見えるのはザイテングラード。トラバースを終えてザイテンの取り付けのところで一休憩するのが一般的です。



7:02AM


ザイテンの途中での1コマ。こういう表示、励みになります。ただ、登りであと20分というのはかなりキツい。。下りの20分も嫌だけど(^^;
しかし、空の色が前に増して蒼くなってきた! ずっとiPhoneで撮影ですが、なかなかのものです。



7:16AM


到着~♪ 1時間35分の行程でした。う~ん、多少渋滞があったとはいえ若い頃にかなわない。。歳をおうごとに時間がかかるようになるんだろうな。。

気をとりなおして、さーーて、ここからが問題だ。まだ朝の7時過ぎ。一日どうすごそうか。
進撃の巨人11巻、重くても持ってきたらよかった、、とかいろいろと考えました。





とりあえず、朝ビールだ~2缶立て続け~♪ なんという贅沢な時の過ごし方(^^)
テン場の受付は朝8時からなので、しばしテラスでゴロンとなって休憩。




岳山荘内の様子。雨水を濾過して貯めている水は1リットル150円。”天命水”という名で売られています。確かに天から授かった水だな。
こういうところが昭和の山屋な香りがします。
Tシャツ3800円也~!!! 高! 仕方なくジャンダルムを描いた手ぬぐい(800円)にしました。





テント設営完了。
Terra Nova Laser ULTRA 1に用いられているCuben Fiberというファブリックは透湿性がないので、日の当たる中でいたら、ビニルハウスというかサウナにいるよう。
半透明ゆえに光は中まで半量ほどさしこみ、暑さが強烈に増幅されてゆきます。
海外のユーザーレビューでも、この温室効果が取りざたされ、ネガティブな評価をする人も少なくはありません。




木陰のない森林限界の上で、日差しで滅入るを強いられるというのは、Ultra1に限らずCuben Fiber幕の宿命なのかも。
ただ、ユーザーとしては、軽さを第一の優先順位とし納得した上で担ぎ上げてきているので、実のところそうしたネガティブなところは許容範囲。想定内といえます。
山の上なのだから、地上と同じ利便を追求できるわけでもなく、そうした不都合を楽しむのも山生活での醍醐味と思ってます。





4年前、同じところで雪に埋もれていました(^^; 当時、世界最軽量だったLaser Photon Eliteと共に。
その時のレポは こちら




10:15AM


小屋が混雑する前に、早めにお昼をいただくことにしました。小屋カレーです。
コップにスプーンがつきささっている、なんか懐かしくなる光景。カレーの味は普通のレトルトっぽい味かな。
涸沢小屋のとどうしても比較してしまう。味は涸沢小屋のほうが美味しいと思う。



11:50AM


昼を食べてからしばらく風景を楽しんでましたら、雲がでてきました。奧に見えるのは明日に取り付く予定のジャンダルム。
単純に”ジャン”とも呼ばれています。





小屋の裏にあるテラスから白出沢の方を眺めてますと、2人、登ってきてます。
このルートはかなり体力が必要なため、自分にはパワー不足で敬遠しがち(^^;
ここまで来れても次の日からの山行に少なからず支障をきたしてしまう。



2:30PM


午後のコーヒータイム。アルコールストーブで”天命水”を沸かすことにしました。

奧に写っているのは今回履いてきたダナーブーツ。もう20年以上履いているのでゴアはとっくに死んでる模様。
ソールについては大体、5~6回の山行で擦り減っては交換の繰り返し。交換中は、同社のフェザーライトというモデルで。
でも、そろそろつま先の革の部分が擦り減り穴があくかもしれない。





先日はちょっと浮気をしてスカルパのトリオレGTXというのを新調し慣らし運転で槍ヶ岳に行きましたら、全く自分にはあわない。
ソールが堅すぎるし分厚すぎて、岩の起伏を全く感じることができず危なっかしい。
冬山の靴ならそれでもOKだけど、岩歩きメインになってしまう夏山ではどうも自分にはあわない。





結局、ダナーに戻ってきました。そして、今回の山行でダナーの素晴らしさをあらためて実感させられるものがありました。





前穂を眺めながら温かいコーヒーをいただきました。雪渓から吹き上がってくる風が冷たい。



4:30PM


テン場の場所がついになくなり、テラス部にもテントがあふれかえるようになってきました。
ここ穂高岳山荘では槍ヶ岳山荘のように、『テン場がいっぽいなので下の殺生ヒュッテかヒュッテ大槍に行ってください~』なんていうことはなく
基本、来るものは全て受け入れるという温情体制。小屋の前のテラスも裏もあらゆるところを混雑時のテン場として提供しています。
確かに、テン場がいっぱいだからといってここから一番近いのは北穂のテン場か、それとも涸沢に下るか。どちらにしても、槍のケースと異なり時間がかかりすぎて、
夕方からだと夜になり危険。納得のいく対応だと思います。


5:00PM


楽しみにしてた小屋での夕食です。焼き鯖、コロッケ、お芋と大根の煮付け、サラダと、色々と楽しめます。
食事には小屋ごとにカラーがあって、先週は槍ヶ岳山荘のものをいただきました。





夕食を終え、しばし景色を楽しみました。左から大天井、中央の三角錐をしたピークが常念、その横に蝶ヶ岳。
向こうからもこっちを見ていることでしょう。




夕暮れ。涸沢岳、北穂。





夜もふけてきました。半月がキレイ。iPhoneは夜の撮影が苦手。
でも日進月歩ですから、7くらいになったらシャッタースピード変えたりできて☆空もキレイにとれるようになると期待してます。

さて、明日は今回のメイン。ジャンダルム~西穂縦走。
このコースは学生のときでも辛く体力勝負だったコースなので、今日はゆっくりと徹底的に身体を休めました。


8:00PM
就寝。


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