Grossa Speaks Final

コンピュータに関するテーマを
気の向くまま取り上げています。
(時々雑談...)

建築電気設備図面の書き方 その4(以前書きためたもの)

2010年10月19日 | Etc
平面図を書く

1枚の平面図にレイヤーを分けて書く

系統図、姿図、特記仕様書、単線結線図がほぼ出来上がると、平面図はわりと楽。工事種別毎にレイヤーを分けてシンボルを配置する。工事種別はあまり、細かく分けない。幹線動力、共用電灯コンセント、弱電、自動火災報知、避雷針。水道集中検針は幹線動力に書く。これは、シャフト廻りなので。厳密には弱電だが。

レイヤーを分けるのは、平面図の変更に対応しやすい。工事種別間のすり合わせが容易。例えば、共用電灯コンセントの弱電端子盤の位置が弱電とちがう。よくあるミス。これが、設計図には大事。たとえ、その位置が細かい検討なしに決定しても、他の図面と位置がぴったし合うともっともらしくみえる。 (うーん、大人ってずるい。)

ただ、位置の検討はある程度じっくりした方がよい。出来上がった状態をイメージする。これが結構むずかしいが。まーここだけの話、まーこの辺でええやんかと位置を決定した事はある。(正直な子やなー。人間、正直が一番やで。ある大阪のおばちゃん談)
配線を書く

位置が確定すれば、それを系統図を見ながら配線するだけ。ただ、見かけの問題だが、手書き時代に配線を45度ピッチのみがよい、いや30度ピッチと議論した覚えがある。まあー、これはいい設計図を見て真似るしかない。なるべく、カッチリした設計図を読む。例えば、大手電気サブコンの設計図。公共工事の設計図。なるべく、きたない図面は見ない。眼がよごれるから。いい物を見よう。で、私の図面は真似しないように。クセがありすぎます。
文字を書く

文字の大きさ。これが結構悩ましいところ。建築図の大きさとのバランスもある。これは、最初にオリジナルサイズ(例えば、A1サイズ)でプロッターに打ち出して見たほうがよい。ディスプレイ画面ではバランスがつかみにくい。かくいう私も、BricsCADで設計図を書いた当初はおおきかったり、ちいさかったりとだいぶ失敗した。シンボルの大きさもしかり。
建築図の文字とのかぶり

電気図を書き終わったらかぶっている建築図の文字を移動する。その際、電気図のレイヤーをロックしたほうが安全。例えば、住戸の室名(洋室とか)はだいたいその部屋の真中辺りに書いてある。それを動かす。これもキッチリしたい。以前の話だが、そういうことを気にしないで、提出したら、建築設計事務所から怒られた覚えがある。読みにくいし、失礼だと。そうです。しかし、最近の建築設計事務所からそういう指摘がないなー。

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