「教えない勉強 vol.90」
今、振り返ってみると、講師になりたての頃は、場当たり的な指導が非常に多かった様に思います。第一志望に合格するためだけの指導とでも言いましょうか、出題されるであろう問題を拾い集め、対策を講じる。確かに、合格率は上がるものの、生徒自らが考えて、研鑽を積むといった習慣づけの面においては、とても悔いが残ります。勿論、短期的にお預かりしている生徒には、前者の様な指導が最も合理的なのですが、低学年から指導するならば、後者の様な指導法を試みなければ、嘘かなと...
現在、指導面で重んじている三つのことがあります。それは、許される限り授業を脱線し、様々な見解を示したりしながら、知識の幅を広げてあげること。そして、自宅学習の管理指導をすること。最後に教えることを極力制限することになります。
中でも三つ目の「教えない勉強」ですが、これは実践するとなると非常に難しい指導法と捉えています。なぜなら、生徒自らが考えていく過程の中で、結論を導き出せる様な教材や講義を提供することになるからです。また、こういった指導は、一朝一夕には、完結しませんので、こちらも根気よく接せねばなりません。更には、生徒の知識の幅や思考力は、日に日に向上しますので、教材も独自でなければなりませんし、同じ内容・単元を教える授業であっても、一律のものであってはならず、臨機応変な対応が必要となります。
こういった講義を通して、生徒の考える習慣が調い、答えを導き出す為の試行錯誤ができるようになれば、しめたもの。偉そうに語る指導者など余り必要がなくなります。
塾を巣立った後でも努力できる生徒を輩出することが出来れば、その生徒を取り巻く環境にもきっと良い影響があるでしょうから、教えることには、重責が圧し掛かります。
地域NO.1の高校進学実績を誇る教室ですが、本当に重要視していることは、もっと長期的なことになります。
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素晴らしいですね。
我が子が塾で指導を受けるとしたら、是非そう言った指導を受けてきてもらいたいですね。