このテーマについては、過去に何度が触れてきましたが、最近、「英語をいつからキチンと勉強すればいいの!?」というお問い合わせが多いため、改めて触れさせていただきます。
そこで当教室の指導学年となるのですが、英語は、中1生(小6)からの指導となります。
私が、英語の指導を中学生(小6)以上と限定するには、様々な理由があるのですが、
第一には、指導時間が週1~2に限られるため、文法を中心に授業をします。そして、英語の文法は、日本語の文法理解が前提となりますので、日本語の文法をきちんと習得できる学年でなけれならないからです。
日本語の文法は、中学受験生でいえば小4から勉強しますが、中学受験生のほとんどが、その定着のないまま受験に突入するのが現状です。
そこで、私立でも公立でも、中学校でようやくキチンと日本語の文法を学ぶ訳なのですが、この時期の子らは、性徴からいっても、論理的に物事を捉えられることができますから、ようやく英語を学べる土壌が形成された、となる訳です。
第二には、指導経験上、小学低学年から英語を勉強されている子のほとんどが、英語が苦手になる傾向があります。中2頃から成績が揮わなくなることが多いでしょうか。英文法的にも、より専門的になる時期と一致します。
転換しますと、国語力のあるお子さん程、文法の理解があり、語彙を咀嚼し、活用するこができることと似ています。
一方、幼少期に英語に触れる利点としては、耳が育ちます。英語と日本語の周波数は、重なる点がなく、この周波数を聞き分ける耳を育てる時期は、幼少期に限られているようです。幼少から英語を学んでいない私としては、とても耳が痛い話です。
最後に、英語を習得する際に最も重要なことが、語彙力の強化です。正しいスペリングで発音とアクセントを覚えた上、語法を学ぶ。とても地道な作業を必要とします。
これは、日本語の学習に於いても同等のことが言えます。小学生ならば尚更のこと、成人も含めて、相手に正確に自分の「思い」を伝えることは容易ではありません。
直感的に使用した言葉が仇となり、いさかいが起こったり、契約や約束が破談したりなどはよく聞く話です。
言葉の使用は、母語であってもそうですから、外国語となれば緻密に扱わなければなりません。
ですから、緻密な作業ができる時期が、英語を学ぶには最適なのではないでしょうか。
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