「作文指導塾 vol.127」
当教室では、小学生に作文(日本語)の指導をしますが、これが最高に難しい!!!
というのも、単純に作文をできるようにする事だけを念頭に置けば、作文のフォーマット等を覚え込ますことが有効でしょう。小6生ならば、半年もあれば、相応の文章が書けるようになると思います。
但しこれをやってしまいますと、本人の資質というか、ユニークな表現や思考力まで台無しにしてしまいますので、受験生であっても、詰めの時期までは、決して行わないことにしています。
例えば、野球に置き換えてみると、何が何でもオーバースローや大根切り打法覚えさせる。
(いささか分かりづらかったでしょうか?)
勿論、基本を覚えるといった点では、それらは大事ですが、皆が皆、オーバースローや大根切りでは個性がありません。
これは、作文でも同様のことと思います。
皆が同じ段落形式で、似たような文章を書く。「一見、キチンと書けているなぁ。」の裏側には、個性の没落という大きい代償が付きまといます。
ですから、作文指導といっても、作文の書き方だけを教えていては意味がありません。語彙、文法、背景知識といった具合に、作文を書くためには、築かなければいけない沢山の土台があります。
最期に、私には大好きな作家が、何名もいますが、大好きな理由は、語調、独特な言い回し、知識に惹かれるからこそ。
個性があるから面白い、面白いからこそ読む、といったところでしょう。
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