「いつ伸びるか 受験日記17」 東武練馬 北町 hiramatsu yobi gakkou (受験英語 prep school)

2014-05-18 07:41:38 | 日記

以前の中学入試の話。

帰国子女のお子さんで6年の4月に入塾。

志望校も記述問題の多い某TOP校。

四谷の偏差でも15位足らないし、
正直、駄目だと思いつつも、こちら側が
諦めてはいかんと常に前向きに授業。

それでも、国語の授業なんかしていると、
色々な動詞を使って表現するのが苦手で、
常にひとくくりに「やる」で答案を作る
ような子でしたので、根負けしそうな
日々が続きました。

しかし、12月にもなると、その子の
学力・記憶力・集中力ともに開花し始め、
二月の受験では、3校中2校(いずれもTOP校)
に合格。

「結局」で締めくくるのは、少々乱暴ですが、
その子のモメンタム(momentum/契機)がいつ
やってくるのかが勝負には最重要じゃないかと...

子どもの学力はいつ伸びるのか、
わからないものです。

ですから、大人の勝手で、その子が
理解できる身の丈のものばかり
提供していると、学力って伸びないんです。

いつやってくるかわからないそのモメンタム
を意識して授業を展開する。

入試までに効果が出れば講師冥利に尽きますね。

余談ですが、私の授業のテーマは、

1.板書の速さ
2.問題の難易度
3.話す速さ
4.話題
について、常に生徒の身の丈以上のものを
提供する。

ですから、いくら授業準備したって、
いかに臨機応変に対応できるかが
重要なんですね。

そういえば、臨機応変にできなかった
20代は、相当、生徒さんに悪いことをしました。
申し訳ない気持ちでいっぱいです。


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