亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

糖尿病網膜症や白内障、糖尿病性神経障害も気にしなくては

2022-11-15 | 糖尿
8月の内分泌の外来で、1年ぶりに看護師さんが足裏の感触に変化がないかを調べてくれました。感覚が鈍麻して小さな傷から壊死などにならないためです。
その時に、眼科の診察記録を書いてもらうカードを見せて、と言われて、持ってないし、眼科にも行ってないと答えると、えー!という話に。

糖尿病では、網膜症や白内障のリスクが格段に上がるそうです。見えなくなることにもつながるので、気をつけなくてはなりません。

網膜は、目の奥の画像を映して、視神経にデータとして渡す部分。新聞紙くらいの薄いものらしい。
その網膜の細かい血管が詰まってしまい、出血したり、白斑ができたり、さらに進むと浮き上がって、網膜剥離になり、その部分が見えなくなって、なかなか戻すのが難しくなるようです。
ひどくなるまで自覚できる症状も限られるので、糖尿病がわかれば、定期的に検査することが大切と言われます。

さっそく眼科に行ってきました。
視力は眼鏡があれば、1.2と1.2。眼圧も16と15mmHgでした。
眼圧は10-21mmHgが標準。眼圧は網膜症が進んで、普通でない血管が増えると、目が硬くなり、緑内障が起きるので、注意します。
眼圧が高くなくても、視神経が悲鳴を上げると、緑内障になるのですが、ひとまず眼圧が高くないのはいいことです。
網膜の変化もないようでした。

もうひとつ、糖尿病白内障というのがあるそうです。知らなかった。
白内障は、目のレンズにあたる水晶体が濁る病気です。

糖尿病白内障は、原因がはっきりしていないようで諸説あるようですが、血糖値が高い状態が続くと、糖から糖アルコールが作られて、それが水晶体に溜まり、濁るんじゃないかと言われていると説明されました。
並行して、年齢を重ねると、水晶体が紫外線に晒されて、水晶体の中のタンパク質が変化し、濁りの原因になるということもあるようです。

糖尿病白内障は、高齢者の白内障よりも早く進行するようなので、要注意。
今回、白内障はあるね…ということでしたが、年齢によるものか、糖尿病のものかは、何とも言えません。

あまり症状を意識していなかったので、どんなことがあるか聞いてみました。
水晶体が濁ると、中で乱反射するので、眩しさを強く感じることもあるそうです。瞳孔が大きくなるような暗いところではレンズの水晶体に縁まで使うので、周りから濁ってくると、夜に霞むことも多いようですが、糖尿病の時はそうでもないかも、とのこと。

糖尿病の白内障は、水晶体の後ろの方にある後嚢の真ん中から濁っていくことが多いようなので、次回、どんな様子が聞いてみたいと思います。
ステロイドは、白内障になるほど使ってないと思っています。
必要に応じて、進行を抑える目薬などは早く始める相談などもしてみようと思います。

まずは、HbA1cを下げるべし、ということで、3-4ヵ月でまた外来となりました。
糖尿病になってしばらくは目の病気は出にくいから年に一度の検診と聞いていたのですが、「なにしろHbA1cが8.0だからね」と言われて、多少ショックを受けつつ、ちゃんとしなくちゃと自覚中です。

網膜の真ん中の黄斑部の調子が悪くなって、加齢黄斑変性が起きた場合は、血管内皮を増やしてしまうVEGFという物質に対抗する抗 VEGF療法というのがあるそうです。硝子体にお薬を注射するような治療を数回(まずは1ヶ月おきに3回など)するようなことも適用になって、眼底出血を抑えられるようにもなっているのだとか。
個人的には、麻酔をしていても、目を開けたまま注射をされるのはなかなか怖いのですが、失明しないための治療の選択肢が増えるのは歓迎です。そんな必要がないにこしたことはないのですが。


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