亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

血糖、えええ!

2021-07-26 | 糖尿
救急から1ヶ月、婦人科の外来に行ってきました。
急に出現した卵巣嚢胞が急に小さくなっていることもあるかとエコーしましたが、大きさは変わらず、やっぱり手術をお願いします、という方向になりました。

手術に向けて、胸のレントゲンを撮ったり、感染症や基本の血液検査をしはじめました。
そして、麻酔科の先生にお会いして、車酔いをしやすいので麻酔から覚めるときに吐き気止めがほしいとか、歯の状態がどうかとか、手から麻酔薬を入れるのが痛そうだけれど麻酔パッチを貼ってもらえるかとか、そんな相談をしていました。

で、血液検査の結果に、え、と目を止めました。

血糖が370mg/dl越え、HbA1cは8.5%、尿糖も4+ (1000以上)という見慣れない数字が並んでいます。検体間違えではないかと思うくらい見覚えがありません。

お昼ご飯をしっかり食べた後の採血だったので、血糖が多少高いのは折り込み済みですが、多少でなく高いです。
夕飯から10時間以上経った空腹時に110mg/dl、食後200mg/dlを越えたり、HbA1cが6.5%を越えたりすると糖尿病ですね、となります。今回の値なら、一発ご当選です。
糖尿病の人でも血糖は食後2時間くらいでも140mg/dlくらいを目指すんではなかったでしょうか。
そしてHbA1cは赤血球の中のヘモグロビンのうちで糖がくっついたもののわりあい。1-2ヶ月くらいの血糖の状態を反映すると言われます。私は貧血でヘモグロビンが少ない時でもだいたい5.5%くらいでした。8.5%は高い…。

糖尿病があると、感染リスクも上がるので、手術は慎重になります。まして起きたきっかけも未知数です。
婦人科に寄って帰りなさいということになりました。

婦人科では、以前の検査と比べると急でもあるし、肥満ということでもないから、自己抗体でインスリンを出す機能が壊れる一型糖尿病か、インスリンを出す膵臓の腫瘍か、とザワザワして、もしかしたら1日に何度も血糖値を測りながら観察することになるかな…と。

翌々日、さっそく内分泌の先生に会ってきました。
HbA1cの値からすると、血糖が長期的に高かったはずなのに、救急に行くようなしんどさになっていないし、今回の血液検査でもケトン体が出てないから、一型糖尿病のように、インスリンが出なくなっているとは考えにくいんじゃないかーー。
6月の造影CTで膵臓に腫瘍の指摘はないから、悪性腫瘍でもなさそうというのが、ひとまずの見立てでした。
喘息の吸入ステロイドが長期化し、量も増えた時期を考えると、ステロイドに反応したのか、というのがとりあえずの仮説です。

循環器でも感じるのですが、専門の先生は、強者の患者さんをたくさん診ているせいか、少々の異常値を見ても、ああ、ありますよね…、という感じで動じない様子がおもしろいです。

あとは、インスリンが働きにくくなるインスリン抵抗性の要因があるか、採血して、結果を待つことに。おうちで血糖値を測るほどではないかなとのお話でした。

ひとまずエクアというお薬を処方されました。
DPP-4阻害薬といって、胃や腸で分泌され、インスリンを出るように指示したり肝臓で糖を出すのを抑えてくれるインクレチンを消えにくくするお薬のようです。インクレチンを分解する酵素DPP-4(ジペプチジルペプチダーゼ4)を狙い打ちにして阻害し、鈍っているインクレチンの働きを高めるそうです。
このインクレチンは、血糖が下がれば静かになるので、低血糖になりにくいのが強みです。お腹もすきにくいらしい。逆に、効き方が穏やかでパンチは乏しいということもあるようです。
糖尿初心者向けのお薬でしょうか。

ゆっくり始まる一型もあるものの、一型や腫瘍について否定的だったので、ひと安心です。
思えば、このところ食後に異様に眠くなるのはそのせいだったか。

ともかく、卵巣の手術をすれば、いつもの全身性エリテマトーデス(SLE)やシェーグレン症候群、甲状腺ホルモン不応症、喘息とまったりとおつきあいに戻るのかと思いきや、これまたSLEや喘息がある身としてはちょっとしんどい病気が加わりました。

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