これは書き損なっていた、夏の間のお話です。顎が腫れ上がってから、何ヶ月か待って、ようやく口腔外科の診察の日がやってきました。
前回、顎骨骨髄炎で腫れ上がる、耳まで強い痛みが出ていた時には、口腔外科で診てもらった結果、歯の根の治療をしてみてください、と戻されてしまいました。
しばらくしたらちょっと別の場所で強い炎症が起きて、口腔外科に診てもらおうかと先生と話したのだけれど、診療終了していて、また初診外来で予約を取ってくださいと言われてしまいました。結局、何ヶ月か待ちになってしまったというわけです。
根の治療をするように言われた前回、レントゲンで見ても、そこは大したことはなくて、すぐ診察終了になったし、同じ場所でなく新しい場所で炎症が起きたのは、何が起きている!?というのが最大の疑問です。
ロキソニンなしに寝ると痛みで目が覚める状態が続きました。噛むのもつらくて、流動食のようなご飯で乗り切った状況です。
しかも、前回のようにペニシリン系の抗生剤のサワシリンを飲んだのに、今回はなかなか効かなくて、10日間飲み続けて、やっとしっかり噛めるようになりました。これは悪化なの?というのも心配です。
とはいえ、前回の炎症もすっかり治まってきた状況で、歯茎の下の方に化膿した袋みたいなものが微かに膨らんでいるのを診てもらって、何かわかるのかしら…というので、不安でいっぱいです。
そんなわけで、今回も再び歯根の治療をしてね、と言われて帰されて、診療終了になってしまったら、次に症状が起きても、結局予約が取れるのは症状が消えてからで、何もわからないまま、同じことを繰り返していくのは困るな…という気持ちでいっぱいでした。だから、今回もよくわからなくても仕方がないものの、診療継続にしておいてもらいたいというのが、願いでした。
気になっていたところを、予診の先生にもいろいろ聞いてみたのだけれど、前回のCTと今回のレントゲンを見ながら、やっぱり「根の治療だよ」と言われて、涙目でいろいろ質問してしまいました。
多分、それでややこしい質問をする患者さん認定になったのかもしれません。
ほとんど午前に診療の最後になって呼ばれて、でも、何を聞いてもわかりやすく答えてくださる先生が担当してくださいました。
ひと通りレントゲンを取り直して、診察してもらった結果、やっぱり今回腫れたところの根の治療をしてね、という話でした。
それではイタチごっこです。
気になっていたところをいろいろ質問してみました。すごく勉強になりました。
ここからは私が聞いて理解したところなので、そうじゃない!ということがあるかもしれませんので、正確な情報が必要な方は調べなおしてください。
顎骨骨髄炎という名前なので、まず炎症が継続的に起きているのだと理解していました。
でも、どうやら、顎の骨髄まで届くような感染から炎症が起きて、そこからややこしいことになっている状態を指すようです。
そして、骨髄の部分が硬化という変化を起こして、顎のCTを見ると、健康な顎は縁が白くて、中はグレーに詰まっているのに、硬化していると、そこもスポンジみたいに網みたいな白いもので埋まってしまいます。
私の過去のCTを見ると、なんと顎のほぼ全体がこの網状になっていました。なぜ全体がそうなったかは推測がしにくいそうです。
原因や治療はまだまだわからないことがたくさんあるそうです。
その状態になると、小さな炎症でも顎の骨髄で炎症が起きやすくなるそうです。
だから、ふつうならなんでもないような前回の腫れた場所の根を治療して、そこでは起きてないし、新しいところに小さな炎症が起きてきたので、別のところが腫れたようです。
だから、地味にもぐら叩き式の治療をすることになるらしいのです。
抗生剤が効くのに時間がかかったのは、飲み始めるまで少し様子を見た分、化膿した量が前回より多かったんじゃないかとのこと。顎はただでさえ血流が少なくて、飲み薬で抗生剤を使っても、なかなか届かないので、効くのに時間が掛かるのは起きがちだそうです。。
時には歯の状態は完璧!なのに、硬化が進む人もいるようで、そういう時には抗生剤の種類を変えたり、延々と飲み続けてみたり、手探りの治療になるようです。
でも、根の治療から着手できそうなら、まずはそれをやるべきだし、それで効果があるなら、実は意外とラッキーなこと、と強調されました。
時間をかけて、そこまで説明頂いて、なるほどと納得して、結局、診療終了となりました。
いつもの歯科の先生に報告したら、先生からのお返事では、前の根の治療をしたところは塞いだ状態でいいよ、新しいところの根の治療をしてね、としか書いてなかったようです。私が聞いた解説に、なるほどわかりやすいと言ってくたさり、その理解でよいのかお知り合いの口腔外科の先生とも話し合ってくださっていました。
とりあえず、腫れたところの根の治療をしつつ、次に歯茎の底が化膿してきたら、早く抗生剤を始めるという方向で、がんばることになりました。
治療法があんまりなくて…というところに、なぜかはまりがちなのは自覚していますが、こんなところでまで、はまるとは思っていませんでした。
歯科は、削ったり抜いたり、後戻りできない治療も多いのに、基礎をまったく知らないので、うまく質問できないこともたくさんあり、ドキドキすることがたくさんあります。
でも、辛抱強く特殊な状況なことを勉強して治療を組み立ててくださる先生がついていてくださるのが、他の科と同じように、すごく恵まれているのだと思います。
よくわからないことはたくさんあって、患者としてできることは限られるけど、細かい歯磨きやうがいをしたり、細かい変化を見逃さないようにがんばります。
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前回、顎骨骨髄炎で腫れ上がる、耳まで強い痛みが出ていた時には、口腔外科で診てもらった結果、歯の根の治療をしてみてください、と戻されてしまいました。
しばらくしたらちょっと別の場所で強い炎症が起きて、口腔外科に診てもらおうかと先生と話したのだけれど、診療終了していて、また初診外来で予約を取ってくださいと言われてしまいました。結局、何ヶ月か待ちになってしまったというわけです。
根の治療をするように言われた前回、レントゲンで見ても、そこは大したことはなくて、すぐ診察終了になったし、同じ場所でなく新しい場所で炎症が起きたのは、何が起きている!?というのが最大の疑問です。
ロキソニンなしに寝ると痛みで目が覚める状態が続きました。噛むのもつらくて、流動食のようなご飯で乗り切った状況です。
しかも、前回のようにペニシリン系の抗生剤のサワシリンを飲んだのに、今回はなかなか効かなくて、10日間飲み続けて、やっとしっかり噛めるようになりました。これは悪化なの?というのも心配です。
とはいえ、前回の炎症もすっかり治まってきた状況で、歯茎の下の方に化膿した袋みたいなものが微かに膨らんでいるのを診てもらって、何かわかるのかしら…というので、不安でいっぱいです。
そんなわけで、今回も再び歯根の治療をしてね、と言われて帰されて、診療終了になってしまったら、次に症状が起きても、結局予約が取れるのは症状が消えてからで、何もわからないまま、同じことを繰り返していくのは困るな…という気持ちでいっぱいでした。だから、今回もよくわからなくても仕方がないものの、診療継続にしておいてもらいたいというのが、願いでした。
気になっていたところを、予診の先生にもいろいろ聞いてみたのだけれど、前回のCTと今回のレントゲンを見ながら、やっぱり「根の治療だよ」と言われて、涙目でいろいろ質問してしまいました。
多分、それでややこしい質問をする患者さん認定になったのかもしれません。
ほとんど午前に診療の最後になって呼ばれて、でも、何を聞いてもわかりやすく答えてくださる先生が担当してくださいました。
ひと通りレントゲンを取り直して、診察してもらった結果、やっぱり今回腫れたところの根の治療をしてね、という話でした。
それではイタチごっこです。
気になっていたところをいろいろ質問してみました。すごく勉強になりました。
ここからは私が聞いて理解したところなので、そうじゃない!ということがあるかもしれませんので、正確な情報が必要な方は調べなおしてください。
顎骨骨髄炎という名前なので、まず炎症が継続的に起きているのだと理解していました。
でも、どうやら、顎の骨髄まで届くような感染から炎症が起きて、そこからややこしいことになっている状態を指すようです。
そして、骨髄の部分が硬化という変化を起こして、顎のCTを見ると、健康な顎は縁が白くて、中はグレーに詰まっているのに、硬化していると、そこもスポンジみたいに網みたいな白いもので埋まってしまいます。
私の過去のCTを見ると、なんと顎のほぼ全体がこの網状になっていました。なぜ全体がそうなったかは推測がしにくいそうです。
原因や治療はまだまだわからないことがたくさんあるそうです。
その状態になると、小さな炎症でも顎の骨髄で炎症が起きやすくなるそうです。
だから、ふつうならなんでもないような前回の腫れた場所の根を治療して、そこでは起きてないし、新しいところに小さな炎症が起きてきたので、別のところが腫れたようです。
だから、地味にもぐら叩き式の治療をすることになるらしいのです。
抗生剤が効くのに時間がかかったのは、飲み始めるまで少し様子を見た分、化膿した量が前回より多かったんじゃないかとのこと。顎はただでさえ血流が少なくて、飲み薬で抗生剤を使っても、なかなか届かないので、効くのに時間が掛かるのは起きがちだそうです。。
時には歯の状態は完璧!なのに、硬化が進む人もいるようで、そういう時には抗生剤の種類を変えたり、延々と飲み続けてみたり、手探りの治療になるようです。
でも、根の治療から着手できそうなら、まずはそれをやるべきだし、それで効果があるなら、実は意外とラッキーなこと、と強調されました。
時間をかけて、そこまで説明頂いて、なるほどと納得して、結局、診療終了となりました。
いつもの歯科の先生に報告したら、先生からのお返事では、前の根の治療をしたところは塞いだ状態でいいよ、新しいところの根の治療をしてね、としか書いてなかったようです。私が聞いた解説に、なるほどわかりやすいと言ってくたさり、その理解でよいのかお知り合いの口腔外科の先生とも話し合ってくださっていました。
とりあえず、腫れたところの根の治療をしつつ、次に歯茎の底が化膿してきたら、早く抗生剤を始めるという方向で、がんばることになりました。
治療法があんまりなくて…というところに、なぜかはまりがちなのは自覚していますが、こんなところでまで、はまるとは思っていませんでした。
歯科は、削ったり抜いたり、後戻りできない治療も多いのに、基礎をまったく知らないので、うまく質問できないこともたくさんあり、ドキドキすることがたくさんあります。
でも、辛抱強く特殊な状況なことを勉強して治療を組み立ててくださる先生がついていてくださるのが、他の科と同じように、すごく恵まれているのだと思います。
よくわからないことはたくさんあって、患者としてできることは限られるけど、細かい歯磨きやうがいをしたり、細かい変化を見逃さないようにがんばります。
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