亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

ジェネリック薬と処方箋のもらい方

2007-09-17 | お薬のこと一般
ジェネリック薬は、テレビCMや病院でのパンフレット設置が展開されて、ずいぶん認知はひろがったものの、患者さんへのアンケートで「ほんとうに大丈夫?」という心配を持っているという人も半数以上いるという結果があるそうです。
ニセモノというイメージが払拭されないんでしょうか。牛乳なら好みでメーカーを選ぶけれど、薬はなんとなく老舗を選んしまう? お医者さんの方でも、数百億と言われる新薬の開発費のために、新薬を使ってあげることが、結局は患者さんのためになるという声もあります。

今、日本で使われている処方箋には、2006年度の診療報酬改定のあと「後発品への変更可」という欄が追加されました。でも、実はこれ、印刷されているだけで、患者さんが処方箋薬局で「後発薬(ジェネリック)にしてください!」と言うには、お医者さんが、そこにお医者さんが署名・捺印する必要があるって、意外と知られていないかも?
保険の点数の面では、ジェネリックを処方した先生が診療報酬を多く受け取れる形になっているそうですが、自分からハンコを押してくれる先生には会ったことがないし、処方箋薬局に在庫がないこともありますよね。
今年の4月の厚生労働省での発表(pdf)では、ハンコを押してあった処方箋は全体の17.1%、実際にジェネリックが処方されたのは5.7%だそうです。

2008年の春には、さらに処方箋の書式が変わり、ジェネリック薬が基本で、新薬でもいいよ、という形になる方向で、中央社会保険医療協議会(中医協)で話し合われているそうです。薬価基準にもこれからは後発薬が年2回収載されるようになるのだとか。キャンペーンを強力に展開中ですね。

わたしが処方してもらうときには…。
長く飲みつづける抗アレルギー剤などは差額も大きいし、ジェネリック。メジャーな解熱鎮痛剤も、ジェネリック薬の歴史も長いので、ジェネリック。抗甲状腺薬(メルカゾールやプロパジール)も安価なジェネリックがあれば、お願いするかな。特許が切れていないので、各メーカー横並びの薬価なのが残念。
他は、状況によって。あまりに新しいジェネリック薬とか抗ガン剤のような繊細なものであれば、ちょっと躊躇すると思う。

ちなみに、今、ジェネリック業界では、インドのメーカーが大活躍中。
中国がジェネリック薬の分野に参入するのも時間の問題のような気がする。残留農薬や非認可薬品が大きな問題になっているけれど、薬でだけはそんなことをしないでほしいものです…。

医薬品の価格は下がっても、実際の患者側の負担は先発医薬品使用時と変わらないとか、上がることももあるので、処方箋を出すときに薬剤師さんとよく相談するのが一番ですね。

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